品質(質)というモノと失敗との関わりは深い。世の中には「失敗」を研究する「失敗学会」なるものがある。
http://www.shippai.org/shippai/html/index.php

私自身、とても興味のある分野である。

失敗学とは、私が勝手に定義すると
プロジェクトマネジメント上のリスクの中で「想定外」のリスクを発見したら、それを想定内のことに取込むべく、再発防止の為の方策を考え、実行する、一連の活動
である。


失敗も前向きに捉え、改善できる力こそこれからは必要であろう。しかし、日本ではまだまだ文化的に失敗したことを隠したり、なかったことにしたりしようという「事なかれ」主義的な思想によく出会う。特に大きい組織/安定した組織に属している人はその傾向が強い。
極論ではあると思うが、そういう傾向を打破していかないと、なかなか「品質」は向上しないのかも知れない。