Windows PE という軽量OSがある。プレインストール環境、という英語で、Vista登場前はPCベンダーなどの利用に限られていたが、Vista以降は一般利用も可となったそうだ。といっても一般にはまず利用することはないだろう。

シンクライアントのクライアントOSとして、Windows PE って使えないかと調べてみた。
72時間経つと再起動が掛かる、とか無線LANは使えない、とかいうのは仕方がない。有線のネットワークなら使えるのだから。しかし、リモートデスクトップが使えないらしい。これだと利用したい方法では無理。
ではVMWareでブラウザ経由のアクセスを検討した。ローカルに情報を保存できるようなのでこれは可能かも知れない。しかし、ローカルに保存できてしまうと、もはやシンクライアントとは言い難い。

予想だが、技術的には サーバー側に VMWare (Infrastructureなど)、クライアント側に Windows PE + SteadyState で疑似シンクライアントはできるかもしれない。ライセンス的にはどうなんだろう・・。

Windows PE の仮想クライアントを作って、そこにSteadyStateを入れればあとの環境はあるので実験は可能かな。これはやってみたいと思う。

問題は、VMWareのどの製品がこれに向いているか、である。「サービスとしてのデスクトップ」ということでは View と Ace の組み合わせがいいようなのだが・・。体験版はあるが、本格的に取り組むとなると、個人で扱うレベルを超えている。しかし、この技術は今後数年で爆発的に普及するであろう事は間違いないと読んでいる。
競合も多い。勝負のしどころかどうか、判断に悩むところである。