これは素人の戯言かもしれないが・・。

無線LANで次のような事象を経験した。
ひとつは、ひとつのアクセアスポイントしか無かった場合、ある接続数を超えるとIPアドレスが払い出せなくなる事象である。家庭用のルーターに30人を超えた辺りで発生した。この値はルーターの性能に依るだろう。
もうひとつは、ひとつのアクセアスポイントにアクセスが集中すると、接続はできるのだが極端に速度が遅くなるという事象である。これも別のアクセスポイントに移動すれば緩和されたので、アクセスポイントの周波数帯(チャンネル)内の帯域の奪い合いになっていたのだろうと思われる。

上記から推測するに、無線LANの混雑緩和にはアクセスポイントの増強が一番であろう。しかし、アクセスポイントを複数置いた際、たとえば同じフロアでいくつもアクセスポイントを置くと、すべてのアクセスポイントのSSIDを登録しておかないといけないのでは?という疑問が湧く。

もしかすると、SSID/キーを揃えておけばうまくいくのではないか?という仮説を考えついた。

実験した人が居て、結構うまくいったと聞いたことがある。また、調べてみると古い記事ではあるが、SSIDを同じにしても構わない旨の記事を見つけた。

ただ、気になるのは11aでも適用できるか、ということ。
11aはOFDMという変調方式を採っている。変調というと、音楽で#や♭を付けるのもそう言うが、それではない。信号を電波にする際の方式のことだ。ラジオにはFM放送、AM放送があるが、これは変調方式そのものの名称である。11aはOFDMと書いたが、これはFMの仲間である。FM変調方式は、同じ周波数の放送局があった場合に、電波の強い方のみ受信が可能で、弱い方は認識されない、という特性がある。

11aは8チャンネルあるし、それぞれぶつからないチャンネルなら問題ないのかも知れないが、実験兼結果がないので何とも言えない。

試したいところだが、さすがに客先でオモシロ実験は・・時間があればやってみる。