http://www.asahi.com/digital/internet/TKY201005290356.html

ディープ・パケット・インスペクション(DPI)という技術を、広告に利用することを総務省が容認したそうだ。

簡単に言えば、ネット利用者の訪問サイト履歴を分析して嗜好や好みを割り出し、その利用者に適した広告を表示する、というもの。Amazonなどのサイトでは同様のことは行われているが、それは特定のサイト内でのこと。今回はそういう垣根を取っ払うことになる。

記事の中にもあるが、いわばネットの中に盗聴器を仕掛けるようなもの。インターネット上を暗号化せず行っている通信(平文)はまるまる読み取らる可能性があるのではないか。また、暗号化されているものも論理的には大丈夫な気はするが、本当に大丈夫なのか。

新しい商売のタネになる可能性は高いが、特に初めの頃は試行錯誤も多いだろうし、情報漏洩も結構起きるのではないか?業者のモラルも問われる。

この件は今後の動向に注意しておきたい。