私の仕切りにはいくつか流儀がある。少しずつ紹介していこうと思う。

まず「相手の気持ちになる」である。

イベントの主催者が居て、それをサポートするのであれば当然同じ気持ちになる必要がある。が、それだけでは足りないことにお気づきだろうか?

そう、イベントには参加者が必須である。その参加者の気持ちにもならなければ十分とはいえない。

それはどっちつかずだ、とおっしゃるかもしれない。そう。中立であり、どちらの感覚も持つバランスが必要なのである。どちらかだけが一方的にいい、というのではいけない。


過去、音楽会(有料)の裏方を行ったことが何度もある。対象はアマチュアもプロもあるが、アマチュアはえてして自分たちの満足だけに走りがちであり、他には目が行かない。私が演奏者たちにお願いしているのは
・自分たちの満足は当たり前
・顧客も満足させることが大事
・さらに、収益は確保する
である。

その意識があれば
・気持ちよく聞いて頂くための会場作り
・どのようにお客様を案内すればいいか
など、スタッフにも芽生えるのである。

相手の気持ちになるということは、自分が成長する手段でもあるのだ。もし、やらされ感があるなら、視点を変えてみてはどうだろう。