・Webへはブラウザでアクセスするもの
・WebへのリクエストはHTML形式で返却されるもの

という固定概念を持っていた時期があった。

しかし、その概念を打ち破ったのが「FlashクライアントとJavaサーバー」という本だった。同時期に雑誌で「FlashはWebサーバーと通信できる」と知った。

このとき、「ブラウザ以外でもサーバーとhttp通信は可能である」ことに気が付いた。しかし、Flashでないとできない、というようにも理解してしまっていた。

時は過ぎ、サーバーはphp、クライアントはブラウザだが、ツールをExcelで作ることになった。そのとき、どうしてもExcelからWebサイトにリクエストを投げ、それなりの値を返却する必要に迫られた。Cとかで実装し、Excelに渡せばいいかな、と思っていたら「このリクエストを投げて貰えれば返却しますよ」とサーバー側の開発者に言われた。ものは試しと、Excelからリスエストを投げると、ちゃんと結果が返ってくるじゃないか!httpsでも同様だった。これには久々に感動を覚えた。

よくよく考えれば、ブラウザだって何らかの開発言語で作られているだけだ。VBAでもコンポーネントがあればできるのは至極当然だったのだ。

群馬のカンファレンスで、その応用編を喋った訳だが、自分の中での「目からウロコ」体験に基づいているものである。
ただ、当時は「通信できる」というだけで舞い上がり、どういうものに向くのかは考えていなかった。今ならこれを「面白い業務システム」に仕上げるアイデアも技術もあるが、群馬のカンファレンスでそれが頭の中で「覚醒」した。多くのユニークな講演者の話で頭の中で化学反応を起こしたに違いない。

いろいろと実例を作りたくなってきた。年末に引きこもって作ろうか、などと、気の早いことを考えている。