旅行先で食べたうまいもの ブログネタ:旅行先で食べたうまいもの 参加中


旅行先で、というと基本は貧乏旅行しかしない。で、食事にも金を掛けていない、というのが実情である。

そういう「安上がりでうまかったもの」を、旅先のみならず、非日常のイベントも交えて、ベスト3を。

◆第3位 昆明の北京ダック
 1995年、中国奥地の「大理」という街へ行った帰りに、四川省の省都である昆明の安宿に朝方投宿。ベットが8つほどある部屋で、男女同室。ドミトリーって奴だ。そこに日本人が居て、彼が寝ぼけ眼で「日本人か、じゃあ、夕飯時に待ち合わせして飯に行こう」と行って、連れて行ってくれたのが庶民向けの食堂。
 北京ダック、紹興酒、その他わんさか頼んで、2人で40元か660くらい。60元だったとしても、1元20円弱だったので、1200円に満たない額。そういう値段で中国最高峰の料理が頂けた、というのも美味しかった印象を強めているかもしれない。

◆第2位 三坂峠の桃
 2000年、四国八十八箇所を歩いて回ったとき。閏年だからと言うわけではなかったのだが、札所を逆打ち(逆回り)した。その際、愛媛の松山の南方にある三坂峠に差し掛かったとき、ドライブインで桃をご馳走して貰った。ご馳走してくださったのは、遍路の世界では有名な長五郎というおじさん。彼はテレビ番組で紹介されたらしいのだが、私はそれを全く知らなかった。で、そのおじさんと三坂峠の観音堂で2泊(もちろん野宿と同じなので無料)した。
 その先、その長五郎さんがどこどこの誰々に、どこにいるかをお知らせして欲しい旨伝言をうけ、なるだけ立ち寄るようにして伝言をお伝えした覚えがある。

◆第1位 七輪で焼いたさんま
 1998年だったはず。あるパソコン通信網で、東京と神奈川の県境を流れる多摩川の河原で「サンマOFF」と題して集まったことがある。
 七輪は当時の彼女の父が九州で仕入れた、重量感あふれるモノ。今でも家にあるが、こいつを使った。サンマは一尾88円から100円で、非常に安上がり。周りにはバーベキューを楽しむ輩は多かったが、さすがに七輪は我々だけだった。
 実は、そのときまで七輪なんぞ使ったことはなかったのだが、不思議なことにもの凄く美味く焼け、参加者は非常に喜んでいたし、私自身もそんなに美味いサンマは食べた経験はなかった。

 その翌年か、翌々年。私は自身の結婚式で参加できなかったのだが、やはりサンマを焼く会で集ったそうだ。その時、初参加した方の3歳くらいのお嬢さんが魚が嫌いだったそうが、その子曰く「おいしい」ということだったそうで、帰りの電車でも魚を食べたがったような話を聞いた。



 なんかまとまらなくなってきたが、そうこう書いていたら、今年は自分の子供に七輪で焼いたサンマを食べさせたくなってきた。炭火で焼くと中まで火が通るのだろうか。魚でも焼き鳥でも美味い。頼んで子供の通う幼稚園の園庭で焼かせて貰おうか、と密かに企んでいる。



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