日本屈指のITベンダーの社長の話が日経産業新聞、2009/6/16に載っていた。
一部、加工して引用すると
「かつての○○は顧客に情報システムを納めても『納めっぱなし』の例が多かった。そのシステムが顧客にどう利用され、どんな効果が出ているかまでは把握できていなかった。だから、顧客の業務の現場に密着する『○○』と呼ぶ新たな職種を創設した。」とか。その職種は今から2年ほど前にできているらしい。

私がこの業界に入ってから常に考えていることは「システムは役に立ってナンボ」である。納めたら終わり、なんてことを考えているベンダーは居るが、日本屈指のベンダーでさえ最近までそんなことをやっていたんだそうだ。
規模が大きいと動きが遅くなる、という典型例なのだろうか。今のような不況の時代、規模が大きく動きが遅いと淘汰されてしまう可能性は高い。
この不況は、IT業界においての「進化の時」なのかもしれない。