
ブログネタ:これまで異性から言われて、一番ムカついた言葉は何ですか?
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たいていの事で腹を立てることはないのだが、過去には腹が立った言葉がいくつかある。
まず、その頃の私の状況の説明が必要だろう。IT業界に入り、同期でもデキる方だったこと、上司に気に入られ期待されたこともあり、一年目の終わり頃には顧客との折衝に同席するとか、エンジニアを纏めるとか、プログラムの指導とか、数年上の先輩と同等かそれ以上の仕事を任せて貰えた。苦労も多かったが、日々成長を感じることができた。深夜残業は日常茶飯事、徹夜なんかもちょくちょくやっていた。それでいて愚痴もこぼす訳でもなかったので周りからは楽しそうに仕事をしているように見えていたそうだし、私自身も楽しく、相当仕事にのめり込んでいた。プライベートを捨てて仕事に打ち込み、くたくたになるまで働くことに充実感さえ覚えていた。
今思うと、もしかしたらあの感覚が脳内麻薬状態だったのではないか。
さて、そんな時期でも空いた時間は趣味のサークル(男女比でいうと、大体2:8で女性が多いところ)に通っていた。そのサークルの集まりが週に一度あると、月3回顔を出せるときもあれば3ヶ月以上顔を出せないこともあった。
女性が8割も居ると、一般社会で並程度の私であっても、数少ない男性と仲良くしようと不思議と女性から色々とお誘いを受けたりした。特に彼女が欲しいとかを考えてもいなかったものの、誘われたら悪い気はしないので譬え5分でも時間を取ってお茶なりに付き合ったりもしていた。
そのサークルや職場で告白されて付き合った彼女がいた時期もあった。が、なんたって当時はもし「私と仕事、どっちを取るの?」と言われていれば躊躇なく「仕事」と答えていた状態であったので、それぞれ長続きはしなかった。
そんなような状況下だったからムカついたのだろう、と理解して読み進めて頂ければ幸いである。なお、時系列ではなく、ひとつひとつ独立した話である。
◆○○って言ってたよね
安請け合いした訳ではない。お誘いを受けたり、デートをねだる彼女に、見ての通り忙しいのでたぶんなかなか時間はとれないけれど、と前置きをしたうえで「時間のあるときなら」という話はしていた。
が、相手にすれば待てど暮らせどそういう機会はなかなかこないことがあり、その際に引き合いに出された言葉である。言われたというか、そういう言葉を手紙で貰ったり、留守電に入れられたり、酷いときには深夜に電話が掛かってきたり、であり、そのくらいのことで約束破りのようなことをわざわざ手紙なり電話なりで言われる行為に腹立たしさを感じた。
◆嘘つき
これも上記と同様の状況で、旅行に行きたいね、という話を当時の彼女としていたものの、やはり待てど暮らせどそういう機会が訪れなかったからだ。休日(土日、ではなく、土日で休めた日)ともなるとバテて惰眠をむさぼっているような姿を見たからだろう。
けれど、その彼女は同じ職場に居たことがあり、私が忙しいことはよく理解していて、私の家に転がり込んできて一緒に住んでいた。事情を知らないなら分かるが、近くにいてよくよく事情を理解している居たにもかかわらず投げられた言葉だったので怒りを覚えた。
◆沖縄旅行予約しておいたから
当時の彼女、こちらの都合を聞かないで勝手に旅行を予約し、その旨を出発の2週間くらい前にさらっと言われた。旅程は4泊くらいで、有給休暇を取らないと無理だ。
だいたい、沖縄はその5ヶ月前に、付き合って初めての旅行だということもあり仕事場に「どうしてもこの期間に休みを」と無理を言って休暇を取得し行ったところであった。前回の旅行の前に「そうそう休める訳ではなく、今回休暇を取るにあたりかなり迷惑掛けたんだぞ」ということ、そうそう休めるわけではない旨も話しておいた。しかしそれを全く聞いていなかったか無視されたか、ということに非常に強い憤りを感じた。
それを機に彼女との別れを真剣に検討し始めた。
まとめ的になってしまうが、付き合う、結婚する、という場合に、お互いの価値観、行動、性癖(性的嗜好、という意味だけではないので誤解なきよう)をよく知り、お互いがどのくらい合うのかを知る事が大切である。いくらイケメンや美女でも一緒に居て落ち着けないようなら、長く一緒に居るパートナーとしては不適切であろう。
私は結婚願望があった訳でもないが、女性と交際する場合は、いかに自分自身を飾らず、ありのままの行動で受け入れて貰えるか、を貫いていた。彼/彼女に合わせて長続きさせるのが目的ではなく、合わないなら別れた方がお互いのためである、という考えだからだ。付き合い始めてお互いの欠点が見えてきたとして、それを埋め合えて、それがお互い我慢や苦痛が強いられず、自然体で居られるならそれで十分幸せではないか。
今、離婚が多いのは上っ面ばかり飾った姿しか知らずに結婚してしまうからではないのかな、とも思っている。