もう10年くらい前からPCでは音声入力もできる。昔は音声の登録ないしはトレーニングが必要だったが、「音声登録のいらないタイプ」のソフトがあり、試してみた。

AmiVoice Es 2008




このソフトの、特定業種向けバージョンもあり、それを利用している現場を見たことがあるが、充分実用に耐えるものであった。ということで期待していた。

さて、試したところ一般的な単語レベルならたいていちゃんと変換してくれるが、専門用語になると怪しい。その際には辞書登録をしていればいいだろう。

参考になるかどうか分からないが、「ゆうやけこやけでひがくれて」という言葉を変換した場合の例を示しておく。
滑舌やマイクの入力レベル、マイクの位置やマイクに響くノイズ、周囲のノイズによっても左右されるため、参考にはならないとは思うが・・。(声の高さも影響があるみたい)


夕焼け小焼けて【れて
9.5やってる人はこれって、
夕焼け小焼けて【れ、
夕焼け小焼けていかこれって、
旧マーケ500【って
記の件親兄弟電車遅れて
人脈記念公園慌てて右側クレープ
夕焼け小焼けに惹かれて、
いやあ、小屋停電なこれって、
人脈を#てきたこれって、
ユーザ傾向やアプリケーションがこれって、
補って小屋提携がこれ、
夕焼け小焼けてじゃこれって、
夕焼け小焼けて火がこれって、
夕焼け小焼けてきた。これって、
うう予定を予定してないしはこれって、
うーん。親兄弟日が来るって
ユーザ稽古火傷ミラクルって

これだけ見ればとても使えないソフトに思えるが、文脈から変換したりと結構凝ったことをしているようで、確定するまでに色々と判断処理を行って近そうなものを類推しているのだな、というのが分かる。名誉のために申し上げるが、コツをつかめば結構うまく変換される。速度優先か制度優先かの重み付けもできるが、私のPCではあまり変換精度に影響はみられなかった気がする。

音声を学習させなくて良い、という敷居の低さが非常にいい。文章を読み上げる用途では難しいかもしれないが、単語レベルであれば十分に使い出があるだろうと思う。