私自身、IT技術者なのであるが・・。
最近、IT技術者の振る舞いに「何じゃそりゃ?」と思うことが結構ある。

ネットでは
・質問者である場合、質問の意図が伝わるような文章でもないのに「質問をよく読め」だの言い出す。
・回答者である場合、やったことないけれどとかそれは使ったことないけど、などと無責任な前置きをしたり、その方法がどうこうだ、考え方がどうだ、だの説教を始める。

尋ねるなら謙虚に。答えるなら答えられる/参考になるものを。ネットのQAは自己主張の場ではないと思うのだが。

また、実務では
・印刷用紙サイズが違った(A5なのにA4の上下で印刷)ので確認して、レイアウトはOKした。しかし「そのサイズで印刷したモノを見せましたよね?」と言う。
ああ、見たよ。レイアウトは確認したさ。でもA5の紙がなかったからじゃないのか?だからA5の紙も買ってきたでしょ?客先に「印刷してから半分に切ってください」っていうの???それ、お客さんにすぐ出す領収書だよ。
・「俺はプライドを持って仕事をしている」という。しかし、ソースコードやスケジュールからの遅れなど、ガタガタ。これ、何のプライドなの?と思う。
・いろいろと質問やら疑問点を指摘するのはいい。しかし、既にその話はメールで「了解した」旨返事を貰った話が8割。要するに理解してなかったのか?

実務での話、決して「使い物にならないエンジニア」の事ではない。「彼は実績のある人だ」「社内で彼は優秀だ」と推薦を受けた人ばかり。当然、よく言われる「ゆとり世代」ではない。

私が一人で組み上げた方がよっぽど真っ当なものが出来たな、と思う。しかし、この年になると後進を育てることも視野に入れなければならない。そこは何を言われても自分を殺し「この世代/この人はこういう考え方なんだな」と理解するようにした。孔子で言えば70歳の域かもしれない・・。


ずっと前、もう20年くらい前かもしれないけれど、「SEクライシス」という書籍があった。
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当時はエンジニアが足りない、とされていた。しかし、今はエンジニアの質が落ちているのでは?とつくづく思う。