昔、ある情報によると「最良のエンジニアと最悪のエンジニアとの差は約27倍」という話を聞いて、「いや、そんなもんじゃなかろう」と思ったごとがある。そのとき考えていたのが、1時間でできる人と27時間かかる人、と捉えていた。1時間が45時間でも68時間でもおかしくない、と。

しかし、個人プレーでなく、期間がもっと長いならどうだろう?1週間が27週間、1ヶ月が27ヶ月、1年が27年、というのはなんだか考えにくい。
プロジェクトになると「工数は平均化される」から仕方あるまい。

しかし、現在は小規模でスピードの速いプロジェクトが多い。そうなると個人のチカラに依存度が大きくなるはずである。エンジニアにより生産効率やバグの発生率が5~10倍違うことは結構ある。
会社として結果が重要なのであれば、月30万円で週5日仕事を依頼するより、同額で週1日仕事を依頼し、同じ成果を求める方が結果的によいエンジニアの応募が期待できるだろう。
仕事を依頼するとき、きちんと線引きをしておくとトラブルも少ないだろう。