システムタイトル:
 ・データベース定義からのテーブル定義書の自動生成

業種:
 ・金融

システム概要:
 ・金融業のシステムで、テーブルの数が膨大で年に一度テーブル定義書を3週間ほど掛け、会議室を借り切って、チェック&納品をしていた。しかし、費用対効果もモチベーションも低くかった。
 ・システムはIBM大型汎用機上のもので、定義をいったん汎用機上でテキスト化し、ExportしたものをPC側で加工する予定であったが、調べると汎用機のDBにODBC経由で接続できることが分かった。運用サイドに確認すると、サーバーと同様、設定さえすればPCサイドのプログラムから汎用機上のDB2に接続できる、とのことであった。
 ・出力フォーマットはExcelであったため、Excelで組むことにした。

システム構成:
 ・IBM大型汎用機上のDB2
 ・クライアントアプリ Excel2000
 ・DBへはODBCドライバを経由

留意点:
 ・当初文字化けに苦しんだ。結局はODBCドライバの設定が肝であったが、DB2のODBC設定は分かりやすかった。
 ・クライアントアプリからのDB接続は優先度が高く、汎用機に大きな負荷をかけることが分かった。よって、データを結合して取得するのではなく、必要なテーブルをローカルにコピーし、ローカルで結合処理をした。ローカルのコピー先はAccessといした。
 ・汎用機とPCでは文字コードが異なる。汎用機上でのテーブルID順になるよう、ソート前後に処理を加えた。

その他:
 ・このツールにより、作業時間が出力を含め2時間程度まで短縮することができた。人件費にして100万円以上の節減効果があった。