VBAの技術者のニーズってどのくらいあるだろうか?









コンピュータ技術者からすればVBAなんて言語のうちに入らない、という認識があるようだ。大手ベンダーでVBAに特化した連中が居るなんてことも聞いたことがない。






VBAのユーザーは中小ベンダーや個人、もしくは社内のシステム部門やユーザー部門である場合がほとんどである。









ということで、あまり大手からの案件は出てこないのである。









私がExcelと関わったのは、Excelのバージョンが5.0のときである。4.0ではまだワークシート関数であったが、このバージョンからVBAになった。ある金融機関でインターフェースに利用する案件であったが、当時ほとんど資料もない時代であった。






当時はどこに頼んでいいのか分からなかったからなのか、私の勤めていた会社が受注した。









その後、VBAは2000年問題の解析、ステップカウンタなど、色々なツールとして利用していた。









しかし、ExcelのVBA案件のまともな案件は、その案件と、5年前の案件、そしてここ2年くらい携わった案件くらいで、その中でもまともな開発は最後のものだけである。









世のVBAができる、という人はほとんどがこの形態である。だから小規模なツール程度ならこれで十分だろう。というよりも、VBAで多くを望んではいけない、ということなのかもしれない。






 






しかし、Excelはともかくとして、Accessの案件は結構大規模なものが多い。小規模なものを含めてもニーズとしては意外とあるのだ。市場ニーズを見るために、ときどき案件情報を検索するが、Accessの方が断然規模が大きい。









しかしながら、どの案件も単価が安い。確かに身近なので簡単にできそうな気もするが、AccessやExcelのVBA案件で複数人で開発する、というケースは私自身は経験があるが、あまり聞かない。逆に言えば「ほとんど一人に任されてしまう」のではないだろうか?となると、要件定義や設計、開発も一人でできるのが望ましいことになるが、その単価と技量は釣り合わないのではないか?









実際、当人が自信たっぷりで作成したといわれる、Accessでできたものを見ても「何じゃこりゃ!」ってのは多い。困ったものである。









是正できるような記事を書かないとなぁ、と思いつつ、今日も酒に溺れる。