SLCP-JFC98の解説本にざっと目を通した。
感想としては、「現場では使える」「これをマネジメント層が顧客にコミットしていれば有効」と感じた。
ITコーディネータのガイドラインやPMBOK(プロジェクトマネジメントの知識体系)と比べても全く見劣りしない。また、それぞれオーバーラップする部分も多い。
いずれにせよ「難しいもの」ではなく「読めば納得できる部分も多いもの」だと思う。
では、お客さんと話す場合、どれを使えばいいのか、という心配もあるだろう。いずれも知っていて適宜使えるのがどの立場であろうが理想であるが、「体系がどういう立場に向くか」という観点であれば、私見ながら次のようになるかなと思う。
コンサルタントならITコーディネータのガイドライン、マネージャーならPMBOK(ただしSLCP-JCF98もWBS作成時には考慮のこと)、リーダーならSLCP-JCF98、かな?PMOならマネージャー以上にSLCP-JCF98を意識した方がよさそうである。
ではVBAユーザーの場合は?となると、開発に近いSLCP-JCF98が立場上適用しやすいかと思う。もちろん、他のフレームワークで補強しておけばもっと良いだろう。
いずれ書籍は紹介することにする。