柔らかいは強いのか
パートナーストレッチというもの、たまたまチラシを見て、どんなものか知らなかったけど安く体験できるならと、1度だけのつもりで行ってみた。子供の頃から柔軟性だけは変わらないと油断をしていたら、いつのまにか開かない届かない回らない動かない、あれれ気のせいか、いやいやこれが今の私の現実。それどころか股関節まわりが硬くなり、腰と足が痛くなり、いよいよだめだと接骨院や整形外科に行ってみた。が、デスクワーク+運動不足という言われなくてもわかってるような言葉ばかりで根本的な解決どころか何の手応えも得られず。伸ばすー試しに行ってみた、このストレッチとやらは、初めて肉体的にも気持ち的にも何か納得できる感覚があり、自分でも意外なことに、体験だけで終わらず、その後も足を運んでいる。ここがこうだから、ここがこうなるという説明と、実際の自分の体の感覚が一致したとき、たとえ痛みが完全に治らなくても、何かが前進している気持ちになるのだろう。伸ばすーそしてストレッチの影響なのかわからないけど、2つの現象に気づいた。1つは睡眠中に夢を見ているときのように脳が勝手に動くこと。ストレッチ中は、ぼーっとしているわけじゃないけど、なぜかすべてのスイッチがオフになる。トレーナーの話は聞いているし質問に答えもするが、通常なら自然とオンになるはずの「他人との会話モード」にならない。その代わり脳が勝手にいろいろなことを思いついたり、記憶が芋づる式に掘り起こされたりして、まるで夢を見ているように映像や言葉が脳の中で溢れてくる。これがあの「走馬灯のように」ってやつなのか。ぐにゅーんほかのお客さんも痛めつけられて記憶が蘇ると言っているか聞いてみたが、特にそういう話はないらしい。ぐいぐいーもう1つの現象は、脳の中に浮かんでくることを口に出すようになったこと。美容室やマッサージのお客さんの中には、そこに耳があるからと言わんばかりに喋り続けている人たちがたくさんいる。ヒトの雑談は毛繕いのようなもので、群れに必要な行為なんだろうが、私は今までそういう場で自分の話をすることはなかった。うつぶせでだらーんすべてのスイッチがオフの状態で思い出したことを話すことにより、そのときの感覚を今の自分として体験することになる。エピソードの内容が面白小咄だったとしても、胸が締め付けられ苦しい。もはや健康に良いのか悪いのかわからん。あおむけで伸びー何かが始まると終わることを考えてしまう。出会いがあると別れを考えてしまう。ストレッチもいつかは行かなくなるのだろう。通う必要がない体になってか(無理そうだけど願わくばこっち)、それ以外の理由か(たぶんこっち)、わからないけど。・・・・・・。