昨日は映画を2本観ました。

1本は映画館で。

夫が観たいと言っていた中国映画。　　

ハリウッド映画や邦画も嫌いではないのですが、

他の国も良い映画をたくさん作っています。

私はヨーロッパの映画が好きだったりするので、

名画座やミニシアターなどに行くことが多く、今回も名画座です。

中国映画は陰鬱としていることが多いのですが、

今回の「春江水暖」は、そこまで暗くなく、

でも現在の中国をしっかりと描いている作品でした。

この作品は、出演者のほとんどが監督の親戚や友達で俳優ではない人。

それなのに多様されている長回しに適応しているのがすごい。

リアリティーが全面に押し出されていて、

なおかつ、長回しだからこそ、富春江という大河に住む人々の全体像が見えてくる。

美しい映像と、そこに住む人々の今。置かれている状況、中国の実情。

家族ってなにか？国によって、考え方がだいぶ違いますよね。

「中国に生まれなくてよかった」とよく思います。

映画に出てきた鶏のスープが食べたくなって、　

中華料理屋だとあまりないので、韓国料理屋へ。

参鶏湯、美味しかった〜♪

家ではレンタルしてあった、岩井俊二監督の

「ラストレター」を。

岩井ワールド全開なので、この監督の世界観だから良い！という人向けです（笑）

私は、岩井監督の映画を観ると、昔文通していた人のことを思い出します。

高校生の時かな？成人してからだったかな？

ある日突然ね、家に手紙が来たんですよ。

「僕のこと、覚えていないかもしれませんが…」って。

中学が同じ人だったんですが、クラスが一緒になったことなかったんです。

「中学の時、あなたに憧れていて、思い切って手紙を出してみました」

という内容でした。

うっすらと顔が浮かぶぐらいで印象はあまりない男の子でした。

ちなみに中学生の私は細身の長身でショートカット。

男の子に間違えられてばかりだったので、

男子が男子に憧れてる的なやつですかね…

そこから文通が始まったんですが、

その相手が岩井俊二監督作品が好きで、

私もラブレターやスワロウテイルなどを観て手紙で語り合いました。

そして私が結婚することになり、文通はやめました。

でも、夫と別居となり実家に帰った時に、手紙が届いたんです。

たしか、私の姿を見かけたようなことが書いてあったような気がします。

そこからまた、ゆっくりと文通が始まりました。

ある時からメールに変わり、それでもゆるく繋がっていました。

元々繊細なタイプの人だったからか、

仕事などで病んでしまったようで、

ネガティブなメールが増えてきて、私はシングルマザーで頑張っていたし、

文通相手としてそこまで受け止めきれず、完全にやめさせてもらいました。

彼の時間はあまり動きを見せていなくて、

私の幻影をずっと見ているような気がしていて、

前に進みたい私と、留まっていたい彼とは、

生きている時間軸が違ってきていた。

この人は私を忘れて前を向いたほうがいい！と思ったので、

かなり辛辣なことを伝えました。

1度も会うことのなかった文通相手…

今はどうしているだろうか？元気にしているといいけれど…

松たか子さん、好きなんですよね。今回も良い演技でした。

豊川悦司が、短い場面ですが…出演していて、

前から書いてますが、元彼に似てるんですよ。

顔や背格好が似てるのだけど、　

今回の髪型とか、話し方とか、ほんと元彼かよ！という感じで。

こういう人と一緒にいたら駄目になるんだよね…

正解が何か、わからなくなっちゃう。

なんで生徒会長までやっていた女性がこんな男と？と思いますが、

真面目で面倒見がよい女性こそ、ダメ男に陥りやすいというのはある。

このストーリーの場合、美咲は妹の気持ちをどこかで知ってしまったのではないかと。

だから、乙坂から離れたんではないかと。

で、アプローチされていた阿藤と付き合い、早々に子どもができた。

と、私は想像していますが。

阿藤も、美咲が本当は乙坂のことが好きだってわかってたんでしょう。

その鬱憤をどうしようもなかったのかもしれない…

全て、憶測ですけれど、そんな気がしました。

福山雅治って、独身の役多いですよね。

で、ちょっとナルシストな役が多い。

話し方に特徴があるので、いつも福山雅治は福山雅治ですが、

でも今回の売れない小説家は、あごの肉付きが気になる、

いつもより若干かっこよさに欠ける福山さんでした。(役作りだと思う)

若い女子たちはキラキラでとても素敵！

瑞々しい雰囲気がよく出ていて、やはり岩井監督は少女を撮るのがうまいと思う。

内容の細かいところは気にせず、わからないところは想像しながら、

映像美とノスタルジック感を楽しむ映画だと思います。

映画の話ばかりになりましたが、

宝塚「アナスタシア」のLIVEビューイングや、

↑宝塚もハマりつつあってヤバいです…

劇団四季「ロボットインザ・ガーデン」「オペラ座の怪人」も観に行っていて、

舞台、映画三昧な春休みを送っています。(あとジム通いも)

仕事に関する本や、世界の歴史についての本なども読んだり、

意外とやることが多かったりします。

3月に香川県の直島と豊島に行くつもりなので、

その旅程も仕上げないと。

離島で自転車乗りながら芸術三昧…楽しみ〜♪

ロボットインザ・ガーデンのタングちゃん。

タングが可愛いのはもちろん、

田辺さんの透き通る歌声に涙が出る、おすすめのミュージカルです。

映画2本