『自宅待機』なので、基本引きこもっています。
生活時間にも物凄く変化がありました。
元々規則正しくなんて生活出来ちゃいませんでしたが、
特に今年の4月は夏休みの学生ばりの昼夜逆転の日々で。。
昼近くに寝て、夕方起きるなんて当たり前になっちゃいましたね。
そういう人増えたんじゃないかな〜
この1週間くらいは4/30のライブに合わせたおかげか、
生活時間にも多少の社会性の気配が見えてきましたが、
それでも時々朝6時台に目覚めては、
14時頃強烈な眠気に襲われる日が増えました。
きっと今日もあとで眠くなる。。
本題に入りましょう!笑
アライ先輩は今年でなんと結成10周年を迎えるんだそうです!
10年前、自宅×パチ屋×バイト先のトライアングル往復しかしてないトモロヲさんに
声をかけたのが始まりだったという訳でした。
5年前ほどまで一生懸命書いてたブログには、
当時の私の蒼き衝動が数多く記されていますね〜
表題の『ライブへの心構え』にも色々な変化がありました。
トモロヲさんの座右の銘に『強く当たって、後は流れで』という
君はボールかなんかなのか?と
ツッコミたくなる金言もあるにはあるんですが、
アライ先輩のライブの中に
『目の前の相手に届ける』
というテーマを持ちながら毎回やらせてもらってます。
なので、無観客ライブをやるからには、
大きな矛盾との戦いが避けられないものとなりました。
そもそも目の前にはお客さんいないので。。
4月は他人様に歌を聴かせる機会さえ作れず、
連日の夜型生活で身体はすっかり弱り、
ほんの数時間ほどの立ち作業でさえ、
足腰から無言の悲鳴を感じるほどのコンディションの中、
我々が出来る事と言ったら『押忍!』しかありませんでした。
幸いにもノートPCを持ち込んでいた私は、
本番中も配信を横目でチェックしながら
1曲演奏するごとにMCと称してコメント欄を覗いては、
あーだこーだのたまう進行スタイルをとらせて頂きました。
その進行の是非についてここで論ずるは野暮に等しく、
全く無意味な物と考えています。
じゃあ何が言いたいんだと言いますと、
私は気づく事が出来たんです。
我々の音楽が届いている!
という確固たる証拠となり得る出来事に。
『アライ先輩が何か言ったら、押忍!』と、
ブレる事なく発信し続けてはや10年。
他に何も持たない我々は、
オンラインを通じてさえも変わる事なく訴え続けました。
しかしながら、無観客という現実は
経験値の低い我々にとって、のれんに腕押しも同然。
必要最低限のスタッフしか存在しないフロアに、
ただ虚しく声だけが響くのでした。
『いかん!照明と演奏の熱による発汗で
流れ出す整髪料が目に染みる!ぐぬぬ!』
と、
もうまともに目を開ける事さえ
諦めかけようとしたその瞬間、
画面を覗く網膜に飛び込んできたのは
コメント欄を埋め尽くす『押忍!』の文字でした。
折れかけた心、
咲きかけた蕾、
もがれる寸前の翼にも等しい私の精神や、
弱った身体に鞭打ち続け、
蓄積した肉体的な苦痛さえ忘れてしまうほどに、
魂が喜びに震えた瞬間でありました。
ちゃんと観てくれてる人がいるんだな〜と
自覚したその瞬間から調子に乗り始めた我々は、
その完成度はさておき、
自分たちらしさを全うする表現を発信させて頂く事が出来た。と、
胸を張って言い切れるだけの達成感を、
数日経った今もこの胸に抱いています。
前置きが長くなりましたが、この場で自分が伝えたい事は
『観てくれて本当にありがとうございました』
コレです。コレ。
本当に感謝の気持ちに尽きます。
綺麗事なんかじゃなくて。
アーティストの心構えとして『誰かの為に歌う』とか、
いくら格好つけてみた所で、実際に観てくれる人がいなきゃ、
そこには何も生まれません。
誰かに何かを伝えるコミュニケーションツールとして、
進化を重ねてきたのが音楽ならば、
アーティストたる我々は常に投げかけ続ける事しか、
その役割を果たす術がありません。
キャッチしてくれる人がいて初めて、
コミュニケーションは成立するんだなと、
当たり前過ぎる事に改めて気付かせてもらって、
そのありがたみを痛感させてもらった貴重な経験でした。
今まで享受してきた『日常』は、
既に遠い過去のものになってしまった様な毎日ですが、
心が動くプロセスや本質は、
何にも変わっちゃいないんだと確認させてもらいました。
本当にありがとうございました。
現実は残酷で目を背けたくなる事も少なくありませんが、
せめて心だけは豊かに、
誰かの役に立てる道を進もうと思います。
ひとりで生きてるんじゃないんだってそういう事なのかもしれませんね。
『LIVE』とはよくいったもんだな。
『食う為に働いて、生きる為に歌う』と
誰かの言葉を鵜呑みにしてこれまでやってきましたが、
『歌う為になんとかして生きてる』と言っても
過言ではないかもしれませんよ。
どうにかして、ライブハウスから、ステージから、
生命力を発信し続けていきたいなと思います。
長文、最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上、私の『ライブへの心構え』でした。