彼は仕事も変わり

しばらくは平穏な日々が続いた

彼の親友Mとその彼女N

4人で遊ぶことが多かった



2人の家にも良く泊まりにきていた



ところがMとNが喧嘩してからは

私達は良く相談に乗り

N1人で来ることが増えた



そんな時Nと彼の浮気が発覚した



信じられなかった



彼に裏切られたことより

妹のように可愛がっていた

Nの裏切りの方が辛かった



彼に別れを告げる

あろうことか

別れたくないと

無理矢理行為に及んできた

身勝手過ぎて悔しかった



そのまま家を飛び出すと

実家に戻った



そのあとも

何度も連絡があった

家の前で待ち伏せされたり

ストーカーのようになった

それでも無視を貫き通すと

諦めたのか自然と無くなった



けれどそのあと

生理が来なくなった



妊娠していた



彼と戻ってしまった自分を

心から悔やんだ

自分のせい

そう納得させるしかなかった



母に言うと病院に連れて行かれ

すぐに手術の日が決まった



子供には罪はない

けど

若かった私は

そんな最悪な人の子供は産めないと

泣く泣く決断した



手術が終わった

けれど痛みが増すばかり



おかしいと思い

大きな病院に行くと

手術の影響から卵管が腫れていて

その日から一週間入院した



両親は海外で仕事があり

一度も病院には来なかった

心配の連絡も一度も無い



元々昔から自分達の趣味に絡めて

旅行にいく両親

自分達の趣味をしてる間は

私は旅行先でも毎日預けられた

旅行に行っても子供ではなく

自分達中心‥

観光などした記憶がない

いつも両親達の趣味が終わるのを

預けられた先で1人待つ



やっぱり変わってない

そう思った



母に対しての不信感は

ずっと消えないまま



一つの恋が

最悪な形で終わった



ただ愛されたい

それだけなのに‥



心身ともにボロボロだった