別れてからというもの

色々な男性がいい寄ってきたが

正直好きになれずにいた




どこかですぐに冷めてしまう自分




最初は新鮮で恋愛ゲームを楽しむが

しばらくすると冷めてしまう




嫌な部分が見えると距離をおく




自分でもどこがスイッチなのか

正直わからなかった




そんなある日

携帯に間違い電話がかかってくる




間違い電話なのに

一向に切ろうとしない

気持ち悪いので切ろうとすると

 



本当は私を知ってて

電話をかけてきたと白状した




以前会ったことのある

一つ下の後輩の男の子だった





どうしても私に会いたいと

連絡先を頼んで教えてもらったという





正直、悪い気はしなかったので

とりあえず会ってみることにした




初めてのデート

指定されたのは

有名なデートスポット




そこを指定した彼が

意外過ぎて笑ってしまう





観覧車の中

緊張してる姿が可愛かった





次の指定はディズニーランド





私が可愛いと言った

大きなぬいぐるみを2つ持ち

無言で支払いを済ませ

嫌な顔一つせずに

ぬいぐるみを持ち歩く




外見とは正反対の優しい彼




言葉にはしないが

彼の好意が痛いほど伝わった




ある日友達と遊んでると

彼からの連絡があり

渡したいものがあるという

友達と一緒に行くと

突然、箱を渡された

誕生石とダイヤの指輪だった

私の誕生日のサプライズだった




サイズは事前に

私の友達から聞いたと

恥ずかしそうに言う

 



アクセサリー売り場で

指輪を選ぶ姿が想像出来なかった





彼の純粋過ぎる想いに

私は戸惑っていた





愛されることが幸せだと

そう言い聞かせるように





毎日のように

一緒にいる時間が増えていく





彼は後輩も連れて

みんなで旅行や

色々なところに遊びに行った

一緒に楽しく過ごす日々




年下なのに男らしい彼

言葉にはしないが

とても私の事を大切にしてくれた





そんな時、またしても事件は起こった