一週間後
彼の出ていく日が決まった
年末ということもあり
大急ぎで決めたようだった
彼との間には
必要最低限の会話はなく
2人の間には
冷め切った空気が流れていた
師走ということもあり
世間はざわついてるのに
私ただ目の前の崩れいく現実を
静観することしか出来なかった
自分でもわかっていた
このままでは変わらない
でも勇気を振り絞り
少し素直になって伝えると
帰ってきた答えは
しばらく2人離れてみて
1年後また戻るなら戻ろう
俺と一緒に居る間
色々遊べなかったわけだし
◯◯ちゃんも遊んでみるといいよ
彼の決心は固かった
私にとって絶望に近い言葉だった
私に男性の影なんて
今までの彼なら
絶対に嫌なはずなのに
なんで?
なんでそんなこと言えるの?
もう私のこと
好きじゃないの‥?
わからなかった
突然の彼の気持ちの変化に
気持ちが追いつかなかった
だから現実を
見ないようにしてただけ
私もわかっていた
2人は離れないと何も変わらない
でも怖かった
1人になるのが怖かった