その頃仕事も

繁忙期ということもあり

毎日忙しくしていた


何も考えないようにと

ただ我武者羅に

自分のタスクをこなしていた


相変わらず

布団を敷いただけの部屋には

寝に帰るだけの生活を送っていた


かなり冷静になっていた私は

彼と会うことを承諾した



約束の日


待ち合わせ場合に向かうと

坊主姿の彼が

恥ずかしそうに立っていた


私「どうしたの?坊主?」


彼「自分なりのけじめ‥笑」


ご飯を食べ終わると


彼「そろそろ帰ってきてくれば?」


私「色々考えたけどまた結局

  同じことの繰り返し。

  もう疲れた。

  感情的に怒鳴られるのも

  もう本当に嫌‥

  しかももう正直好きじゃない

  正直冷めた

  私達合わないんだと思う」


彼「俺も色々考えた。

  また好きにさせてみせる」


私「‥‥」



実際は冷めたというか、

もう喧嘩の日々に疲れた。


ただ逃げたかった。


顔合わせると

喧嘩ばかり‥


また同じことの繰り返しだけは

もう嫌だ‥


帰り際

彼なりの反省の意味であろう

坊主姿の彼が小さく見えた