ブログネタ:お風呂にかける時間
参加中
勝った。
勝ちました。
三人の目は真剣だった。
笑ってはいようとも空気はピリピリ。
むしろ、一番若手が出ろよというような雰囲気を僕達は醸し出していた。
が、明日は彼が東京へ行く用事があるという。
「俺がやります」は望めない。
一方親分も決して頭だからといって
「じゃぁ俺が出るか」とは言わない。
よってジャンケンが始まるのだった。
最初はグー
もう自分の中ではパーと決めていた。変える気はしない。
じゃんけん ぽん。
一抜けが決まる。
若手の彼である。
耳をふさぐ彼。
見つめる僕ら。
見よ、感じよこの空気。
しかし彼は我関せずの態勢に入る。
無言のまま彼を見続けるが埒があかない。なぜなら目を合わせてくれないからだ。
「予定と違う」と言ってみるものの聞こえないふりを決め込む。
だが我らも大人である。決して 一人抜けたから決まりだなとは言わない。
たとえ無言のプレッシャーをかけてもだ。
長い沈黙の後、大将から声がかかる。
じゃんけん
突然の掛け声ではあったが、大丈夫、抜かりはない。この間にも密かに作戦を練っていた。
大将は僕と同じパーを出した。
ならば相手はどう出るか。。。
初手でパーを出す人間は
これは僕の勝手な推理であるが、パーを出す人間は「勝つ気マンマン」だと思っている。
グーを初手に出す人間はまっすぐな人間。だがそんな人間はこの中にはいない。
正直初手でチョキを出すアグレッシブな人にはかなわないと思っているので、今回の結果は仕方なしと思っている。
ところで2手目はどうするか。パーを出した人間は次に何を出すか。
大将は仕事柄最善を選択していく能力は長けている・・・はずである。
そして、グーはないと思っている。
初手でパーを出した人間が、2手目でグーを勢いよく出すのは開き直っているとしか思えない。
大将は開き直るような人ではない。
このふたつから、2手目はグーと決めていた。
というよりも、半分負けオーラを醸し出していた僕は、開き直っていたのである。
勢いよく突き出した拳で負けるのであれば本望だと。
ぽん。
結果ははじめに書いた通り勝ったのである。
今回はどんどん進むギャンブルではなく
相手の心を読む戦いになると思っていたが、なかなか白熱した。
よって、、、
お風呂にゆっくりつかりたい。
ふぅ・・・
ところであるが、基本的にシャワーしか浴びないバストイレ兼用である。
近くに銭湯はあれど、高いお金を払うほどのものではない。
ので、シャワー後寒い中体を拭いてそそくさと暖房に頼るさみしい生活である。
湯船にゆっくり浸かりたい。。。
というか、温泉地に行きたい。。。