2-NI-(初回限定盤)(DVD付)/ゆず
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ゆず  2-ni- (2011.02.16)


なんか勢いあまって ゆずのアルバムを買ってしまいました。

僕はゆずは大好きですが、ここ最近の曲はどうも世界はすばらしいよねって歌が多くて、今の僕には少々大人すぎると思ってしまい、前作のアルバムはスルーしていました。

今回はかなりタイアップ曲に包まれており、これも別にいいかな~なんて思っていたのですが、

ちょっとしたことをきっかけにほぼ『やけ買い』に近い形で購入。

しかし、いざ聞いてみればこれはなかなかどうしてすばらしい。

ということで簡単な感想を添えてレビューでも。。。


1.Overtrue 2 -ni-

このアルバムのインストとなります。アルバムの始まりとして、次の曲へのつなぎとしてぴったりです。

というか、ジャケットの雰囲気にぴったりです。このアルバムのジャケットかなり好きです!


2.HAMO

曲調はPOPで爽やか。その一方で歌詞はゆずにしては珍しく哲学的な単語の連続で、ついに悠仁もこのての歌詞を書くようになったかと、うれしハズカシです。だから聴いていてこそばゆい部分もありますが、結構良曲だと思います。


3.桜会

この曲はかなり好きな曲で、買ってもいいかなと思えたのも桜会が入っていたからといってもいい。どこか牧草的な曲に甘いラブソング。

僕は思うんだ。桜木町しかり、桜道しかり、ゆずの曲で『桜』が入ったタイトルは良作ばかりだと。


4.from

厚ちゃんの物悲しい声が響く感じは若い頃のゆずが好きな人にはたまらない曲でしょう。ここ最近の厚ちゃんの曲ではかなり好きな曲です。


5.彼方

まさかのゆずラップである(笑)。多分カラオケでこれを歌っても誰一人ゆずって気がつかないであろう曲。でもなんかね、いいです。ありです。あり。


6.蜃気楼

そしてこの流れで歌詞3行で締めてしまう厚ちゃんである(笑)。彼方からの流れで聴くとひとつの曲に聴こえるから面白い。


7.慈愛への旅路

すごく悠仁ぽいメロディで、かなり好きな曲です。サビなんてゆずっぽいなぁって思わせてくれます。

が、なぜだ…なぜ最後にネバーエンディングストーリーなんて歌詞が…

前作のアルバムを買えなかったのはこういった妙に恥ずかしい英詞がシングル曲にあったからというのがでかかったんだよなぁ。。。好きな曲なだけにその部分がすごく淋しい。


8.1か8

厚ちゃんのアルバム曲にはこういったやさぐれた感じの曲が多いけれど、そこが妙にアルバムを引き締めてくれているようでいい存在感があります。で、こういった曲に僕は弱いというね。とりあえず間奏のハープが素敵です。


9.代官山リフレイン

曲調は軽快なのにどこか物悲しい感じが僕としては結構ツボな作品です。多分僕の友人は苦手な曲だと思うけど(笑)。悠仁のアルバム曲はやっぱこうでないとと改めて思ってしまった。


10.Interlude ~The fevers ある日の風景~

次の曲へ繋げるための寸劇です。なんだろう、あまりこういった方向性は好きじゃないのだけれど、これに関しては許してしまう。。。なぜだろう。。。


11.第九のベンさん

…あ、この曲につながるから許せるのか、と納得。第九をロックっぽくしてやろうぜって曲はいくつか聴いたことがあるのでいまさらっぽく思えてしまうのだけれど、ゆずのアルバムとしては十分ありな曲でした。多分、『命果てるまで』のようなゆずロックが好きな人は楽しんで聴けるはず。


12.マイライフ

CMでいやってほど聴いた気がする(^▽^;) でもメロディもサビも素敵曲で、なんだかんだで良い曲です。でもこれを厚ちゃんが作ったかと思うと結構驚かされる。サビなんてこんなに爽やかで大丈夫?笑


13.Inteludu 影法師

なんともいえないが、雰囲気のある曲。これも背中へとつなげる曲なのかな?


14.背中

しっとりと歌いあげる悠仁が聴ける。僕としてはこれがアルバムの締めでも良かったななんて思うのだけれど。。。


15.Hey和

正直なところこの曲が最後にあることがこのアルバムの唯一の気に入らないところかなぁ。他のタイアップ曲は改めてシングル曲を聴きなおすといいなと思うのだけれど、これに関してはシングルを狙いすぎている気がして好きじゃない。

なんだろう、多分ゆずと10歳離れていると起きてしまう現象なのかもしれないけれど、まだ僕には平和ってすばらしい、いのちって愛おしいって歌をしっとりと聞き惚れることができないでいます。

ミスチルの曲を聴いたりしても思うのだけれど、やっぱり月日がたって落着いてくるとこういった感じの曲を作りたくなっちゃうんだろうなって。

まだ僕がお子様過ぎるだけかもしれないけれど、やっぱりこれが最後に来ちゃうとなんかアルバムのイメージが…



今回のコンセプトは『2』ということでそれぞれ過去と現在、平和と戦争、子と親など2つの言葉が紡ぐ歌詞を書いたようです。こういったコンセプトアルバムってなんかいいなって思います。

最後は酷評になってしまいましたが、全体を通して良曲ばかりのアルバムで、タイアップ曲が多いからかもしれないけれど万人がゆずを楽しめるアルバムだと思います。やけ買いしておいてなんですが、オススメです。落ち着いたゆずもいいなって思わせてくれますよ。



ふぅ…

ここでひとつ謝っておきましょう。

レビューが長くなったからとかじゃなくて(笑)、これを買ったがために、これを買ったがために、

aikoごめん、ベスト版買えない!

まぁ正直アルバム持ってるし、今ベストが欲しいかって言われたら微妙だけど、それを覆すほどのaikoのANN総集編が追加されるだなんて。。。これは聴きたい!!聴きたいけれども!!……

チャットモンチーもアルバムとDVD出すらしいし…

ごめん!aiko!!