サマーウォーズ (角川文庫)/岩井 恭平
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あらすじ

世界中の人々が利用する仮想世界OZ(オズ)。そのメンテナンスの末端作業のアルバイトをしていた高校生の健二は、憧れの夏美先輩に頼まれて実家へ行くアルバイトを引き受けた。しかし夏美の実家は武家の血を引き継ぐ旧家であり、その曾祖母である栄のためにフィアンセの振りをしてほしいというアルバイトだった。

幸い栄は健二を認め、平穏に過ぎ行くものと思われていたのだが、夜に届いた一通のメールによって事態は急変する。メールは2056桁の数字が羅列されており、健二はそれを数学の問題だと思い一晩のうちに解いてしまった。しかしこれはOZの世界を狂わせ、現実世界にまで影響を与える暗号だったのだ。


映画を観た感想(≒作品の感想)はコチラから


初めてノベライズ本というものを手にしました。

というか、映像作品を見た後に活字を追うこと自体が初めてです。

映像原作を小説にするというのはいかがなものかと思っていたのですが、残念なことに僕はサマーウォーズにがっちりはまってしまった。そんな人間がノベライズ本を手にしないとは何事か!!しかもノベライズによって映画では語られなかった部分、尺の都合(?)で説明不足だった部分が書かれているらしいと聞き、そりゃもう読むっきゃないね♪ってことで読んでみました。


感想はというと、サマーウォーズをみて面白いと感じた人は読むべし!

そしてサマーウォーズを見ていない人は控えるべし!

というくらいいいところと、これはちょっとというところが出てました。


いいところは、健二と数学オリンピックという2点をしっかり繋げ、夏美先輩の秘密も描かれています。

そしてちょこちょことなんでそうなったが解決。

僕の中で、映画ではなんで花札?いきなりなんで?という感じだったのですが、たったひとつの説明であぁ納得。

何あの超進化。。。も、たったひとつの説明であぁ納得。

そんな感じで見事に保管されていきます。


残念だったのは、やっぱりあの映像の迫力が表現しきれていなかったということ。

カズマの戦いはイマイチだったし、なんといっても最後の健二が暗号を解く場面なんてもっと盛り上がってもいいのでは?と思わずにおれない。

言ってしまいますが、よろしくお願いしまぁぁぁぁぁぁす!!!!

がまったく持って盛り上がりません。

まぁ仕方ないといえば仕方ないのですが…

それからなんとなく侘助の性格が軽いような気も…


でもですね、栄おばあちゃんの勇姿を追っていくだけで涙は流れるし、

こいっ!こいっ!と叫ぶ部分も目頭が熱くなる。

やっぱりなんでこいこいで感動してしまうんだよ!って自分に突っ込みたくなりますが、熱いものは熱い!!


繰り返しますが、映画のサマーウォーズを見た人はパンフレットを読む感覚で手にしてみてはいかがでしょうか。


よろしくお願いしまぁぁぁぁぁぁぁぁすっ!



ふぅ…


こうなったら…次は漫画(コミカライズ)か…

どんだけおまry