
[ 秋の夜長のお供は? ]
この前借りてきたDVDは次のタイトル。
『たとえ世界が終わっても』
これはナックスの安田顕さんが出演している映画で、何かのDVD情報で流れていたものをみて借りてみたのですが…
いい作品でした!!
あらすじ
余命を宣告された宮田(芦名星)は、自殺サイトのメンバーと集団自殺をしようと考えていた。しかし、計画は失敗に終わり、1人で死ぬことを決めた富田。そんな彼女に自殺サイトの管理人・妙田(大森南朋)は、妙田が管理するアパートの住人・長田(安田顕)と結婚すれば、苦しまずに死ねる薬をあげると言うのだが……。
静かな映画の雰囲気に、物静かな安顕が見事にマッチしていて、さらに主演の芦名星さんのスッとした姿、???な役を演じた大森さんもとてもよかったと思います。少々タイトルほどの力強さ、意味合いほどはない気もするのですが。
この映画に関してはどこまで書いていいのかわからず、なんとも言えないのですが、安顕の優しい口調にほんわかしながら生きていく意味を見つけていくそんな作品。
ラストの展開に思わず言葉を失ってしまい、泣いてしまいました。
ただひとつ…
なんでオーディオコメンタリーに安顕呼んでないのさ!!
普段はおとなしいらしい安顕が彼の奇跡をさらけ出す前に撮影が終了してしまったのでしょうか…
『山のあなた 徳市の恋』
これは草なぎ剛さんが主演しリメイクされた作品のようです。というか、「山のあなた」自体結構有名な作品のようですね。僕はまったく知りませんでしたが。
目の見えないマッサージ師の徳一が、訪れた温泉場で美千穂に出会い、淡い恋心を抱くというお話なのです。
この美千穂のゆらりゆらりとした感じにもどかしさに押しつぶされそうになりながら観ていました。
終わり方もすぅっとフェードアウトしていくような感じで、僕の持つ昔の文学をまさに表したかのような作品で、しっくりこない部分も多かったです。
ただ、徳一と福一のユーモラスな掛け合いなんかは面白かったかな。
『天然コケッコー』
青春というキーワードだけで選んだのですが、まぁ楽しめる映画だったかなぁと。
東京から小さな村の小さな学校へ転向してきた少年とそこに住む少女の恋物語(?)です。
ただ、何かぐっと来る部分がなく、淡々と時間が経過していくだけのような気がします。演じての岡田君や夏帆さんの雰囲気や周りのこどもたちの演技も良かったのですが…
『河童のクゥと夏休み』
HDDに録画したまま見る機会もなく保存され続けていたこの作品。
なんだか昔小学校のときに見せられた戦時アニメのようなタッチの絵で、後回しにされていた作品ですが、見てみれば結構面白い。
河童がもし今の時代に現れたら、きっとあの状況になるだろうなというのがしっかり描かれていて、なんだか観ていて心苦しくなるようなことも多かったのですが。
やっぱり情報のないもの、信じがたいものは基本的に忌み嫌われてしまうのでしょうか…
とまぁ、DVDは3点借りて観ました。
秋の夜長に…というかまぁ秋だろうが夏だろうが映画は見てしまいますが、夜の空を劇場に変えるのはいいものです。
ふぅ…
そして、我が家のHDDには現在プリズンブレイクのファイナルシーズンが10何話撮り溜めされております。
後々一気に見ようかと思っていますが…そろそろ観ないと見きれずに…なんてことも考えられるかしら。
そういえば4400もまだファイナルシーズンだけ見てないっけ。