この土日にかけて実家に戻っていました。


相変わらずのほほんと過ごしてしまいましたが…まぁよろし。


今回は珍しく、僕が帰ってきた祝いとして手巻き寿司なんてものを用意していて驚いたのですが、さらに驚くのはこの『ご馳走』のにおいに誘われて親戚がやってきたことです。


僕が帰ってきたことも、今日がお寿司だということも伝えていないのに、見事に当たりくじを引いてきます。

嗅覚が鋭いのでしょうね。以前も焼肉のときにやってきたり、カニがある日にやってきたりしてましたから。


さて、そんな実家で珍しいものを発見。


それが童話『一杯のかけそば』(栗良平)です。


なんとなくこのフレーズを知っている人は多いのではないでしょうか。

僕もなんとなく知っていたのですが、内容は知らず、このフレーズが童話であったということも知りませんでした。


どうやら十数年前に流行ったようですね。



物語の舞台は北海道のおそばやさん。大晦日は一年でもっと忙しい日。大晦日の晩、閉店時間ギリギリにやってきた二人の少年とお母さんがたった一杯のかけそばを頼んだことから始まります。

おそばやさんの主人はそのたった一杯しか頼まなかったお客さんを見て一玉半の量を入れるのです。

それをおいしそうに3人で食べ分け、帰っていくのでした。

そしてそれから毎年そのお客さんは来たのですが、ある年から急に来なくなってしまいました…実は…


というようなお話です。見事に重要なところが抜けた、魅力が一切伝わらないあらすじで申し訳ないです。


これをリビングでのほほんと読んでいたのですが、あまりに良い話しすぎて泣きそうになりました。親が側にいなかったら泣いてましたね。

ベッタベタなお話ですが非常に心にくるものがありましたね。

子どもたちの話や、お母さんへの愛情、すべてがぐっと来ましたね。


それから、その絵本にはもうひと作品、『けん坊とサンタクロース』というお話が載っていましたが…これまた反則的なお話でした(もちろんいい意味で)。が、いいものはいい。例え泣かせることを半強制的に共有させるお話だとしても、いいものはいい。


そういえば父親はこの本は見事に美化されたお話だとかいってました。

それにどうやらこの作者自身が少しまずいらしいですね。詐欺がどうのこうのって…

確かにきれい過ぎて、なかにはこんな話は嫌いだと言う人もいるかもしれませんが、このお話自体は、僕は好きだけどなぁ。

さりげな~くこの本に出てくるような主人におまけをしてもらえる夢を抱きながらラーメン屋や定食屋へ入るのですが、おまけされてる気はしません。残念(^▽^;)



ふぅ…

明日はバーベキューですが…ホントに晴れるのでしょうか?今外はビュービュー風が唸り、天気もこの1週間見事にずれてましたし…何より僕は雨男ですし…


て~るてるぼ~ず て~るぼ~ず あ~した天気に しっておっくれ~♪