2007年 街はどこかそわそわとにぎわいを見せる12月20日。
僕は非常に疲れた木曜日を送りました。
ことの始まりは19日の夜。
ボケェ~っとレポートを書いているとなにやら喉がおかしいことに気がつく。
喉がイガイガする。ゴロツイタ石を喉に押し込めたような感覚。
さらには頭もおかしい。
このおかしさは元々のおかしさのレベルではない。ズキンズキンするのだ。
胸がズキンズキンするのは素敵だが頭がズキンズキンするのは嫌だ。
どうやら僕は風邪をひくのかもしれない。
そう思った僕はレポートそっちのけで眠ることにした。
おそらくボケェ~っとしていたのも風邪ウイルスが進入しているからだろう。
僕は単純だ。寝れば風邪のことなんか忘れる。 僕の中に入ったウイルスもすっかり任務を忘れて僕の体の中で新しい人生を送るのだ。
20日の朝。
おかしい。息苦しい。すがすがしさなど微塵もみせない12月の朝。
どうやら鼻がふさがれている様子。
今年のウイルスは意志が強いようだ。
いや待てよ、僕は2年周期でがっつり風邪をひく。僕のウイルスバスターは2年で買い替えの時期らしい。
去年は…風邪をひいたにはひいたが寝れば治る程度。
そう、今年は用心せねばならぬ年だった。
朝からなんか吐き気がする。さらに鼻はずるずるだ。加えて眠い。
しかし、今週は今年最後の授業となる。出なければ。
なんとか1,2限をクリアし帰宅。
その途中で風邪対策としてふたつのアイテムを買う。
まずはこの生姜ハチミツ。
風邪に効くとのうわさは風の便りで聞いていた。自分でつくろうかと思ったけど、基本的な味はどのようなものか分からないし、意外とハチミツのみでも高かったから既製品を購入。
とりあえずスプーンで一口いただく。
うむ。生姜の香りがするのだろうが鼻がおかしくなってるためわからない。
けどこれは効くのだとうわさでは聞いている。
この2日間で僕は生姜ハチミツ入りの紅茶をかなり飲んでいる。
効果はまだ分からないが、おいしいのでうれしい。
次は僕の中での定番、栄養ドリンク。
風邪をひいたら必ず飲む。 これは昔から風邪ひくとポカリと栄養ドリンク、ホットケーキは風邪をひいたときのメニューだった。
しかし迷う。僕は風邪をひくと長期戦だ。1週間はひき続ける。
つまり3本やそこらでは足りない。一箱買おう。
しかし迷う。リポビタンDとリポビタンゴールド。昔から家ではDだった。しかし、なにやらゴールドの名前に魅かれる。設計の課題で徹夜するときも箱買いしたが、そのときもかなり迷った。
他にもいくつか種類はあったがありすぎて分からないので、安すぎず、高すぎずのこの2種類で毎回迷う。
結局リポビタンDを購入。
レジに持っていくとお姉さんが 「おや?D派ですか?」 と聞いてきた。
意識がもうろうとするなか僕は 「まぁ」 と精一杯のニッコリで答える。
すると彼女は 「こちらのドリンク効きますよ?もう飲めば風邪は飛んでいくし、徹夜明けもばっちりよ。1本でこのリポビタンD一箱分だけど。」
とさらりと薦める。
お姉さん、そりゃ無理だよ。(w_-;
いくら効くっていっても…そりゃ無理だよ。
僕だってね、何度か迷ったことがあるのだよ。1本1000円以上のドリンクを飲めばなんなら1週間くらいもつんじゃないかと思って購入すべきかどうかを。
タモリにすがるべきか、ケインにロープをひっぱてもらうべきか…
でもね、買えないよ!貧乏学生は1本1000円のドリンクを簡単にレジにもっていけないのだよ。
僕の叫びを押し殺し、ハハハなんて愛想笑いしながらレジを離れる。
いくら商売とはいえ…くぅぅ…
僕はそんなにお金を持っている顔に見えたのかい?ふふふ(〃∇〃)
・・・・なんか切ない。
しかし、僕の20日物語はただ風邪をひいた話では終わらなかった。。。
ふぅ…
とりあえず僕はまだ、生姜ハチミツ紅茶とドリンクを飲んでいる。