tea time 〜〜

tea time 〜〜

大好きな猫たちのこと、時々行く旅の話、日常のふとした想いなどなど記してます

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5月の下旬に父が母の待つ空へと旅立ちました。昨年11月に病気が見つかり、検査と治療のために短期の入院のつもりが3ヶ月の入院となり3月に退院、家で過ごしたいという父の願いを叶えるため三姉妹でローテーションを組んで父の介護をしました。食べられるものにも制限があり、父が味を楽しめるようにあれこれ作ったり、体調の良い日はドライブに行ったり、、夜も介助して朝は岡崎から名古屋に出勤、、体力的にはけっこう大変だったけど、結婚して家を出た後で、こんなに父と時間を過ごした事はなかったので、とっても楽しい時間でもありました。旅立つ瞬間は姉妹3人で見送ることができました。

父が旅立った時、喪主だったのでなんだかバタバタと過ぎてしまい、その後もいろいろな手続きと休んでいた仕事のフォローと、、慌ただしく時間が経ち、四十九日の法要、納骨を済ませてもやりきった感だけで涙も出ないし、父がいなくなったという実感が全くなかった私でした。

でも先日主人とと2人で鰻を食べに行った時、2人分のオーダーをした後、主人が「蒲焼一人前追加で」と、、今日は沢山食べたい気分なのか?と思っていたら、お茶を持ってきたスタッフに「お茶をもう一杯」とお願いして、、私たち2人の間にお茶と蒲焼を置いて「お父さんの分ね」と、、その瞬間私の涙腺が崩壊。このお店に主人が父を誘ってくれて何度か3人で食べにきた事、「美味しいなぁここの鰻は」と目を細めて食べている父の姿、そんな父ともうここに来れなくなった事、そして父を偲んで注文してくれた主人の気持ち、、いろんな想いが一気に来て涙がどんどん出ちゃってしょっぱい鰻になりました。でも心がちょっとスッキリした気がする。こうやって少しずつ受け入れていくんだろうな、、