今日はミュージカル「MITSUKO 愛は国境を越えて」を観にいってきた。
13時半から、青山劇場にて。
お目当ては勿論
勿論![]()
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マテ~~~~~~~~~~![]()
ウィーンミュージカル、「エリザベート」でトート役を演じたマテ![]()
もう何度も何度もDVDでみまくったエリザベート。
このトートのかっこよさときたら…![]()
いよいよ生でマテが観れる&声が聴けるのだ![]()
MITSUKOは、EU統合の父といわれるリヒャルト・クーデンホーフ・カレルギー伯のお母さん、光子の生涯を描いたミュージカル。
18歳でオーストリアの駐日大使、ハインリッヒ・カレルギー伯に見初められて、国際結婚してオーストリアに渡ったんだって。
(なんてうらやましい…)
マテが演じるのは、光子の旦那さんハインリッヒの役。
わくわく楽しみに迎えた今日だけど、ミュージカルの感想を一言でいうと…。
ちょっとつまんないかも…![]()
(控えめ?に毒…
)
なんていうかストーリーも平淡だし、曲も単調で全く印象に残らないというか…![]()
「このシーン必要?」っていうシーンがある割りに人物の心理描写が薄すぎて…これならもっと光子とハインリッヒが惹かれあっていく過程にスポットを当てるとか、もしくはいっそリヒャルトを主人公にしちゃうとか…。
光子とハインリッヒが出逢って次のシーンにはもう恋人同士になってるし、ハインリッヒが亡くなって光子がいきなり性格悪くなった理由も??だし…。
光子の一生の上澄みをなぞっただけっていう感じで…ダイジェストみせられてるみたい。
そして曲がどれも印象に残らない上にメロディーラインが気持ち悪い。
もっと覚えやすくてストン、と納まるところに納まるメロディーにすればよかったのに、下手に難解で「なぜこの音の次ぎこの音にいく?」っていう納まりの悪さに不完全燃焼なまま一曲が終わっちゃう。
そして終わってみれば主題歌のメロディーすら覚えてない。
歌詞も、少ない音にむりやり詰め込んだ感じで…。
あんなに楽しみにしてたマテの歌なのに、「日本語歌いずらそうだなぁ~…」っていう印象しか残らなかった…。
あれはなんだろ、歌詞&メロディーのせいなのか、それとも音域がそもそもマテにあってないのかな?
きもちよーく声を伸ばせる箇所が少ない気がして、聴いてる方がもどかしかった…。
日本語ただでさえ難しいだろうに、あんな妙な旋律にするから…。(段々言いたい放題)
一瞬だけ歌詞に[ich liebe dich]ってドイツ語が出てくるんだけど、その一部分だけがやたら艶めいてた気がしましたがな…
ドイツ語で思いっきり歌うマテの歌が聴きたいなぁ~~~。
今日のじゃ不完全燃焼![]()
演出も、エリザベートや、ダンスオブバンパイアの後だと地味…の一言だし。
マテが出てる間はオペラグラス使ってガン見だったけど、出てないシーンはところどころ眠気が…。
(退屈するとすぐに眠気が襲ってくるこのしょーもない体質どうにかならないものかしら…
)
って文句ばっかり言っててもなんなので(今更)、良かったところも徒然。
まず主役の安蘭けいさん、歌も演技もうまかった。
特に演技![]()
若き日の光子は姿勢がきれいで美しくて、でも晩年の光子は本当に老婆みたい!!
声やしゃべり方も意地悪婆さんそのもの
すごいなぁ~~~![]()
私の席がちょうど真ん中の通路を挟んで一列目の一番端っこだったんだけど、突然サイドのドアが開いたと思ったら光子が入ってきて、目の前を通っていった。
すらっとして細くて美しかった![]()
あと青年リヒャルト役のジュリアン君。
これがミュージカル初出演らしいけど、歌上手~~
(しかも田村ヤマト君似のイケメン…)
私こういう声好きなんだよな、若々しくて品がある声。
今アメリカの大学で演技の勉強してるそうだけど、日本にファンクラブも出来るらしいし、これから露出の機会が増えていくのかな。
また歌聴きたいな
これから要注目![]()
歌が一番うまかったのは脇役だけど光子の両親かも…。
特にお母さん、オペラ歌手みたいな声だった。
あと光子の子供たちの役やった子役たちも歌上手だった。可愛かったし![]()
いかにも劇団!!って感じの歌い方だけど…![]()
一昨日だったか、アニーを観にいったときも思ったんだけど、なんで舞台に立つ子供達ってみんな同じ歌い方なのかしら…。
声を精一杯張る歌い方。
確かにうまいし気持ちいいんだけど、みんな同じに聞こえるな…![]()
あ、またなんか文句になってしまった…![]()
初マテはね、ちょっとトートのときよりふくよかになられてましたけど(汗)、やっぱりかっこよかったな![]()
ただ、勿論役柄のせいもあるんだろうけど、なんかこう控えめにみえたな。
周りにちょっと気を遣って一歩ひいてるような…。
一人だけ日本語が分からないってのもあるかもしれないけれど。
歌も、発音の方に気をとられてるのか、よく分からないメロディーだからか(毒)、エリザベートや、ロック歌ってる時みたいにのびのび気持ち良さそう~に声出してるっていう歌い方とはちょっと違ってたかも。
ただところどころ、DVDやCDで聞いてたとおりの「ああ、マテの声だ…」って思える瞬間があって、それは嬉しかった![]()
(コンサートやってぇぇ~~~![]()
)
アンコールのときとか、笑顔が優しかった![]()
エリザベートでは、クールな二枚目を演じきってたマテだけど、本当は優しい人なんだろうなぁってのが滲み出てる素敵な笑顔&柔らかい雰囲気![]()
ミュージカルそのものに関しては文句たらたらだけど、生マテは最高に素敵よ![]()
また日本に来てくれるよね??
そして今日の結論は…。
やっぱりウィーンミュージカルって超レベル高いんだなぁってことだったり…
ミヒャエルクンツは天才だな。あーまたウィーンでミュージカルみたい![]()

