先週の土日は、結婚式の余興の練習で、茨城の友達の家に泊り込み合宿にいっていたので、今日は二週間ぶりにのんびり家にいた
朝ブランチの映画コーナー観てたらなんだか映画が観たくなって、何年ぶりかにリードオブザリングを一日かけて観てしまった…
なんてぐうたらな一日を…![]()
これ三部作で、一作がそれぞれ3時間以上あるっていう長丁場なので、さすがに三部全部みはじまったらドツボにはまると思い、二部の「二つの塔」と、三部の「王の帰還」だけ。
これ公開当時超~~~~はまってたわー。
「王の帰還」なんて映画館に3回観にいって3回号泣したし…
勿論DVDは三部作全てのスペシャルエディションバージョンを持っている。(未公開シーンが含まれてるので、実際公開されたものより全編長めになっている)
久しぶりに観たけど、観終わった後やっぱりちょっと寂しい気持ちになってしまった。
この映画、すごく壮大なファンタジーで、映像のきれいさとか合戦シーンの迫力とかほんと素晴らしいんだけど、もっと魅力的なのは旅の仲間たちの絆や勇気、戦いに赴く悲壮感だったり、一人ひとりの心情が丁寧に描かれているところだと思う。
登場人物も魅力的
アラゴルンはまさしく生まれながらの王。
死を恐れない勇気と、冷静な判断力、そして民や仲間を思う優しさ。
「王の帰還」、フロドを守るためだけに勝ち目のない最後の戦いに出陣したとき。
怯える兵士たちを鼓舞するシーンが好きだ。
「君たちの目に、私をも襲うであろう怯えがみえる。
勇気をなくし、武器を捨てて逃げる日がくるかもしれない。でもそれは今日じゃない!
悪者たちに支配され、人間の時代が終わる日がくるかもしれない。でもそれは今日じゃない!
今日は闘う日だ!」
みたいな…。
そして最後、仲間達を振り返って、ただ一言「フロドのために」と言って一人で真っ先に敵陣にきりこんでいくあの悲壮感…。
戦うことの悲哀を感じさせる高潔な王アラゴルン、美女二人が惚れちゃうのも分かるわ~。
アラゴルンの恋人役を演じたリブタイラーがめっさ美しい…![]()
そしてこの映画で大ブレイクを果たしたオーランドブルーム演じたレゴラス。
イケメンすぎるでしょ…![]()
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もともとオーディションでは別の役を受けたのに(ボロミアの弟役ね)、その容姿からエルフのレゴラスに抜擢されたという…。
また役柄がかっこいいんだこれが…![]()
孤独なアラゴルンのよき友であり頼りになる片腕であり…。
参謀役としての頭脳もきれるけど戦闘能力もぴか一。
「二つの塔」の戦闘シーンで縦をスケボー代わりにして階段おりちゃうところとか、「王の帰還」で一人で像を倒しちゃうシーンとか、完全にロードオブザリングの二枚目役を担ってましたね。
しっかし美しいわー。男性でこの髪型でここまで美しいって最早罪だ…![]()
メリー、ピピン、ギムリの3人は、どんなときでも明るさを失わず、シリアスな長編映画でひと時気を抜ける笑いを作ってくれる。
特にギムリが生きてる森に入って、「陰気で暗い森だぜ」と文句を呟いた途端木がざわざわしだすのを見て、慌てて「チャーミング!とてもチャーミングな森だ!」というシーンはお気に入りだ![]()
そして映画で私が何度見ても泣いてしまうシーンがこちら↓
最後、疲れきって傷ついてボロボロの二人がようやく目的地にたどり着き…。
でももうフロドには歩く力が残っていない。
その主人を抱きかかえながらサムが語るシーン。
「ホビット庄(フロドたちのふるさと)を覚えてますか?もうすぐ春が訪れます。花は咲き乱れ人々は踊り…。初物のイチゴにかけるクリームの甘さ…。覚えていますか?」
もうね~~~~~
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指輪の魔力に魅入られて、ときに暴言を吐いたりサムを疑ったりするフロドなのに、サムはどんなときでも全身全霊でフロドを守るのだ。
庭師で、特別な力を何も持たないのに、フロドを助けるために敵のアジトに一人で乗り込んでいくその勇気と忠誠心きたら…。
無事指輪を処分して、最後火山の中に取り残されて、死を覚悟する二人。
故郷に残してきた恋人を思って泣くサムを、「この最後のときに、お前と一緒で嬉しいよ」と言って抱きしめるフロド。
一応主人と庭師っていう関係なんだけど、それ以上にもっともっと深い友情が二人の魂をしっかりと結び付けている。
この映画、ハッピーエンドっちゃハッピーエンドなんだけど、観終わった後必ず寂しくなってしまうのが、戦いが終わったあとのフロドの姿。
同じホビットのメリー、ピピン、サムは、戦いを終えて一回り大きくなりつつも、生来の陽気さ、明るさでもとの生活に戻る。
でも指輪とともにいたフロドは…もとの生活に戻っても決して癒されることはない大きくて深い傷を心におってしまった。
終盤、フロドの、まるで何もかもを諦めながら全てを受け入れているかのような、憂いを帯びた表情と透明感のある眼差しがもう寂しくて寂しくて…。
「もうこの世界にはいれない」と悟ったフロド、サムに「お前はこの世界で幸せに生きて欲しい」と言い残し、エルフたちと、海の彼方の不死の世界へ旅立っていってしまう。
映画の冒頭から、長いながーい戦いを一緒に経験するかのように観てきて、最後このラストシーンに来ると、必ず胸が締め付けられるように寂しくなってしまうのだ。
原作の指輪物語も既読だけど、原作には旅の仲間達のその後が描かれていて、ホビット庄に戻って家族と暮らすサムも結局、奥さんが亡くなった後フロドと同じ世界へ旅立つことになる。
レゴラスとギムリもだ。
メリーとピピンは、お年寄りになってからゴンドールで余生を楽しみ、亡くなったあとはアラゴルンと同じお墓に眠る。
フロドの目、大きくて、とてもキレイ。
ほんと何年ぶりかに見たので、結構記憶が曖昧になってるシーンもあって、ハラハラしたり笑ったりジーンとしたりの何時間だった。
良い映画だな~。
(余談だけど、サムを演じた俳優さんが、「グーニーズ」でマイキーのお兄さん役を演じてた人だと知ったときは驚愕した…。)
さてさて、明日は今日と打って変わって一日外出予定。
今日一日怠けてドイツ語勉強してない洗濯してない掃除してない…。どうすんだ…。
おまけ
寒い日々、忙しい日々、どんなときでも負けない生命力の源はやっぱりご飯!
週後半、も~疲れちゃってつかれちゃって…。
身体が甘いものを欲して作ったおいなりさん。
ほっとしたわ~。
これは今日のブランチ。
牛乳と摩り下ろしたジャガイモだけでホワイトソースを作って、チーズのっけてグラタンにした。(また焦げた…)
具はほうれん草とじゃがいも!
夜は鶏がらベースの塩ちゃんこ鍋。
摩り下ろしニンニクたっぷり!!!
寒さに負けるかーーーー!!








