夏休みが明日で終わる…。
やだーやだーやだーっ(><)

東京に帰りたくないなぁ…(ため息)

実家ではずーっとゴロゴロしてた。
(なんてったって田舎なので、駅まで歩いて20分以上かかるし、電車は一時間に一本だし…。出かける気にならない)

昼間家にいたのでよく甲子園を観ていた。
応援してるのは勿論地元福島の聖光と、母方の実家がある新潟の明訓。
(聖光対広綾は手に汗握る投手戦だったビックリマーク

で、甲子園観てたら久しぶりにH2が読みたくなって、全巻読みふけった。
(超無為な時間の過ごし方…。これぞなっつやすみ~おーいえー音符


ティアドロップス☆☆

タッチよりH2の方が明るくて好きなんだけど、何度読んでもスッキリしないのが4人の恋愛模様。
特にひかりと比呂の気持ちがはっきりしなくて不完全燃焼…。

というわけで結局あのラストはどういうことだったのか考察してみた。(←時間の無駄遣いの見本例)

まずひかりと比呂の関係だけど、お互いがすっごい大切なんだろうなぁって思う。

ひかりがお母さんを亡くした時泣けたのは比呂の前でだけだし、比呂もひかりのために投げるとき一番力をだせる。

大切すぎると恋愛感情に似た思いを抱いてしまうのもなんとなく分かる。

その相手とどうこうなりたいわけじゃないけど、誰かに取られるのは面白くない…みたいな。

比呂が春華とキスしたときひかりが動揺して、その後一度断ったマネージャーの話を受けたのも、今まで当たり前に近くにいた比呂に対する感情が分からなくなってしまい、ひでちゃんのそばにいることで自分の気持ちを確かめようとしたのかなぁと。

比呂は比呂で、春華に「アイラブユー」と告白した気持ちは嘘じゃないけど、ひかりに対して恋を自覚したときに英雄と同じ土俵で戦えなかったことで初恋をひきずっている。

ひかりは比呂のファーストキスで動揺してる時に、比呂から初恋の相手が自分だったと聞かされ更に動揺して自分の気持ちが分からなくなる。

一度は海で「私の恋の相手は橘英雄」と比呂に告げることで自分の気持ちにけじめをつけたひかりだけど、お互いが最もつらいとき(ひかりがお母さんを亡くしたとき、比呂が甲子園で負けたとき)、一番支えになるのはやっぱりお互いの存在だった。

それに気付いてる英雄と春華。(うう切ない…)

お互いへの気持ちに気付くタイミングが合わなくて、恋愛に発展しなかった比呂とひかりを、もう一度きちんと向き合わせるために英雄が持ち出した甲子園での勝負。

比呂は多分勝っても負けても、ひかりを奪うつもりは最初から無かったと思う。

ひかりは…準決勝の前は一番自分の気持ちが分からなくなっていたのではないだろうか。

分からなくても英雄を応援しようと決めていたのに、比呂に「頑張れ。負けるな」と口先だけでも応援してくれと頼まれ、口に出したら比呂に負けてほしくない気持ちが溢れてしまって、なぜそんな風に惑わせるって泣きながら比呂を叩いた。

「ごめん」と謝った比呂の気持ちは、もうひかりの気持ちを惑わせるようなことは言わないっていうごめんだったのかな。
(それだけひかりのことが大切っていう…恋っていうより愛だよね)

比呂は試合で、初恋で戦えなかった英雄と戦うことで、いつまでも引きずってた初恋に蹴りをつけようとする。

最大限の力でお互い闘えるように、英雄に「ひかりの事が大好き」とわざと聞こえるように言ったり…。

勝ちにこだわったのは、ひかりを奪うためじゃなく、ひかりの事をどれだけ大切に思ってるか、最後にひかりと英雄に見せるため。
(「分かってないのはお前だよ」が超かっこいい…ドキドキ比呂ーっビックリマーク

最後の打席、ホームランを打たれたって思ったのにファールになったところでの、「どうしても俺に勝てってか」ってのは、ひかりのお母さんがかつて言ってた「負けを認めることでスッキリしようとしてる」ことが許されなかったということ。

もし英雄に打ち取られていたら、ひかりをもっとすんなり思い切れたものを(負けたから仕方ない的な感じで)、英雄に勝ってそれでもひかりを得られないことで、完全にひかりへの思いを断ち切らなくてはいけなかった。
だから涙を流した。

ひかりは比呂のピッチングを観て感じたんだと思う。

比呂が最初からひかりに自分を選ばせる気持ちなんか無かったこと。

今まで英雄の試合で泣いたことが無かったひかりが、英雄が初めて見せた弱さに泣いて、自分が必要とされてるのは比呂ではなく英雄だと自分の気持ちに気付く。

比呂は最初から分かってて、その上での勝負だったから、ひかりは最初から「選ぶ権利なんかなかった」のだ。

最後の一球、スライダーがストレートになったのは、最後はひかりがどうのじゃなく、純粋に比呂対英雄の野球の勝負になったんだと思う。

だからひかりの「比呂はひでちゃんを三振に打ち取っただけよ」っていうセリフにつながって、もともと比呂にとってはひかりを賭けた試合なんかじゃなかったってことになるのかな。

で結局比呂とひかりの間に恋愛感情はあったのかって話だけど、あったけどお互いが意識するタイミングが合わず、お互いをより大切に思うからこそ恋愛とは別の関係のままでいることを選んだのかなぁと。

恋愛を超越した、ひでちゃんが言ってたみたく「向き合うんじゃなくて隣にいる」関係。

で、私が好きなのはひかりより春華!

比呂にとってすごーく大きな存在だと思う。

途中まではひかりに対するヤキモチを可愛く口にしたりもしてたけど、比呂が本気でひかりへの想いに向き合い始めたら、何も言わずにただ明るくそばにいる。

時には本当に気付かなかったり、時には気付いてても笑顔で見守ってくれる。

春華の存在があったから比呂はだいぶ救われたと思うし、ひかりへの未練を断ち切って、次は正真正銘100%の心で春華に応えてあげられるんじゃないかな。

だから、ひかりに会いにいくときも「ちょっと出てくるけど、必ず戻るから」だったり、春華の「スチュワーデスは私だ」への答えが「多分な」だったりなのだ。きっと。
(ってかそうじゃないと春華が可哀想すぎるーっ)

連載当時、途中春華と英雄が楽しくデートする回では「まさかのみゆき展開!?」(お互い付き合ってる相手がいるのに気になる相手がいて、最終気になる相手同士が結ばれて、ふられた二人がくっつく)って心配したけど、収まるところに収まって良かった。

でもどうせなら、ちゃんと比呂が春華が一番大事になるところまで観たいなぁ…。
タッチみたくその後やらないかしら…。

それにしても比呂、かっこいいラブラブ!ドキドキ

H2読んでると、私もこんな青春したかったーって切に思うわ。

いいね、熱闘甲子園。

頑張れ聖光~!!