今日は風がとても強い。
風が強い日や、雨の強い日に家にいれるのは幸せ。
狭いけど居心地のいいこの空間が、風雪から自分を守ってくれていること、温かな温もり、まるで母親の胎内にいるような安心感を感じられるから。
外界から遮断されたこの部屋は、まるで小宇宙のよう。
本やCD、雑貨、食器、洋服。全て、私と一緒にこの宇宙でひっそりと息づいているものたち。
楽しかった一日も、傷ついた心も、いつも変わらずに黙って受け入れてくれる。
物に溢れて雑然としてて、ちっともお洒落じゃないけれど、やっぱり自分の部屋は大好きだ。
最近だらだら聴いたり歌ったりしてる小沢君の「夢が夢なら」
最初聴いたときは正直単調な曲…と思ったのだけど、この語りかけるような単調さに逆に慰められる。
そして詩世界の美しさ。
「萌え立つ霧と蜜の流れる波をたゆたう姿」
そんな場所に私も行きたい。
これからお風呂に入って、洗濯をして、本を読んで。
まだまだ続く、嵐の夜。
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「夢が夢なら」二番
嵐のあとに散らばる楓 踏みよけながら駅まで急ぐ
坂道を下り降りてすぐに 汗をかいた額打つ風
夏から秋へと空は高く はっきりと今僕には判る
僕はあなたに逢えたことを ずっと幸せに思うはず
ああ 君が居た頃のことを思わない
僕は一人で生きることを学ぶさと思いながら
霜の降りた朝街を歩く 格好つけずにいようとちょっと思う
木洩れ日が織りを返す小径 その先に僅かに見えるね
ああ 夢の彼岸まで高く架かる橋
萌え立つ霧と蜜の流れる波をたゆたう姿
クリスマスが近づく場所で 元気に挨拶を交わしたい
爽やかな冬の酔いにまかせて 力強く時に悲しく
緩やか円を描くように 僕らの息・吐息交差する
手をのばしそれをそっと握り 誰かと舟を進めてゆく
対岸の灯り眺めながら 往きつ戻りつ往く夜舟を
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