注文していた田村明子さんの「氷上の美しき戦士たち」が届いた。
図書館で予約を入れていたものの、出遅れたせいでいつまで経っても順番がまわってこない。
あちこちで良い評判を聞き早く読みたくてうずうず、この方の前著の「氷上の光と影」は持っていて何度か読み返しているので、購入しても損はないかとついに購入してしまった。
田村さんの記事は信用できるし、読みやすくて大好きだ。
ムダにポエムちっくでもなく、客観的公平的視点でありながら、フィギュアスケートへの温かな愛情を感じる。
まだ一読しただけなので、ざっと読んで印象的だったところを抜粋。(これから読む方は注意してください
)
「“4回転は、3回転の延長線上にあるものではない。あれはまったく別次元なもの。別なレベルのものなのです。”(BYミーシン)
試合で4回転を跳ぶ選手たちも、“4回転を入れると入れないでは、精神的プレッシャー、肉体的負担がまったく違う”と口を揃える、4回転を転倒すると、その体力的ダメージは3回転の比ではないという。」
「“今の採点法式で4回転は必要だとおもいますか”と聞くと彼(高橋大ちゃん)は、迷わずこう答えた。
“できるのだから、やりたい。だって女子じゃなくて、男子シングルなのですから。跳べる選手がいるのに自分が跳ばずに勝ったとしたら、どこかで負けたという気持ちが残ると思うんです”」
「エヴァン(ライサチェック)は4回転派である。4回転について聞かれるたびに、“スポーツなのだから”“限界までプッシュしていくのは、ぼくにとって大切なこと”といい続けてきた。でも2009年3月のロス世界選手権では、足の怪我が治ったばかりの彼は4回転に挑まなかった。あれほど4回転にこだわった彼が、4回転なしの演技で初の世界タイトルを手にしたのは実に皮肉な結果だった。4回転を切り捨てれば、それだけ演技全体が安定するということの証明だった。」
「かつてヤグディンやプルシェンコが見せたような、“ここで勝てないなら、死んだほうがまし”というような、鬼気迫るアスリート魂(以下略)」
「どの試合もヤグディンとプルシェンコの2人が交互に優勝していたあの時代は、なんと面白かったのだろうかと思う。(中略)技術も、表現力も、そして華もある2人が死力を尽くして闘う様は、スポーツ史に残る名勝負の連続だった。」
「プルシェンコが、本当にロステレコムカップで復活した。(中略)
すごい。SP,フリー共に4+3の入ったほぼノーミスの演技を最後に見たのはいったいいつのことだったのか、よく覚えていない。
“新採点法式になってから、フィギュアはつまらなくなったような気がする”
そんな声を聞くたびに“そんなことはないですよ”と否定してきた。(中略)
それでもやはり、採点法式が変わってからフィギュアスケートの演技全体が、ちょっとスケールが小さく、どことなくちまちましてきたような思いが心のどこかにあったのかもしれない。彼の豪快な演技が、なんだか涙が出るほどありがたかった。」
面白かった。
バンクーバー前に書かれたものでよかった。
純粋に楽しめるから。
それとニコ動に上がってた新しいプル動画。「ぼくらの6.0システム戦争」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10020474
ここからは今日の出来事。
今日は図書館に行ってきた。
私がよく行く図書館は、入り口入ってまっすぐ真ん中に貸し出しカウンターがあって、そのカウンターを境目に左側が一般図書、右側が児童書コーナーになっている。
今まで左側しか利用したことがなく、貸し出しカウンターが真ん中にあるので、児童書コーナーには足を踏み入れたこともなかった。
でも最近妙に昔よんだ色々な児童書が頭をめぐって、久しぶりに読みたくなって、初めて児童書コーナーに入った。
う~懐かしい本がいっぱい!!!!
そして胸躍るこの雰囲気。
「魔法」「冒険」「探偵団」だの、わくわくするような題名で溢れている。
ちろっと覗くだけのつもりが、つい真剣に本を吟味してしまった。
いっぱい借りたいのはあったのだけど、まずは手始めに有名どころで読み落としてるものから読もうと思って借りたのは、
「ふたりのロッテ」
「エーミールと探偵たち」
「エーミールと三人のふたご」
のケストナーシリーズ。
ケストナーの「飛ぶ教室」は大好きで、日本語版もドイツ語版(とっとと挫折したけど)も、ついでに映画のDVDまで持っているのに、他のシリーズは読んだことがなかったので。
あともう一冊、タイトルと表紙に惹かれて借りたのが「魔法の館にやとわれて」。
週末、全部読もう。
自分だけは絶対に失くすことはないと思っていたのに、いつの間にか失いかけている瑞々しい心をほんの少しでも取り戻せたら…と思う。
そして今夜は久しぶりにジョギングしてきた![]()

ご近所友達の、かおりとぐりこと。
寒くなってから全然走ってなかったんだけど、久しぶりに走ったらとっても気持ちが良かった。
グラウンドを取り囲むように、光のシャワーのような雪柳が生命力いっぱいに咲き誇っていた。
だらだら走りながらするのは、ダイエットの話。
かおり「私ふくらはぎの肉がまじ落ちないんだけど」
ぐりこ「うそ。太ももならともかくふくらはぎは落ちやすいでしょ」
かおり「落ちないよ。だって筋肉なんだもん。しかも四角いの~」
私「筋肉なら逆に運動しなければ落ちるんじゃない?」
かおり「落ちない!うちのおじいちゃんずっと寝たきりだったけどふくらはぎの筋肉最後まですごかったもん。」
私「ぶはっ!!(ごめん笑っちゃった…。)○○家(かおりの名字)の筋肉すごいじゃん」
終始こんな感じのガールズトークで楽しかった
あったかくなってきたことだし、これからは週二で頑張ろうと約束しあった。
明日の夜は萬斎さんの舞台
楽しみ![]()