【Don't call my name】

【Don't call my name】

呟き含め、色々な創作の練習場所。一次二次三次ごちゃまぜ。二次三次の場合BLが主。ジャンルの可能性としては、復活、黒執事、少女病、うたプリ……辺り?とりあえずタイトルに明記するので安心かと、多分。

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皆様、久方ぶりでもないようなお久しぶりです。
こちらを御覧になっているということは、呉葉波音、若しくは刻夜明をご存知なのでしょう?
知らない方にお話する必要はないので、お戻りください。
















はい、本当に申し訳ありません!何度土下座していいのかわからないぐらいに申し訳ありません!


あれからね、やっぱり色々考えました。追わなくなるまで沈もうかと思ったけれど、私は論理的ではなく感情的な人間なので、燃える時は燃えるし冷める時は冷めます。暫く静かだったと思えば騒ぐし喚くししんみりするし。あれも幼げな恋で、いつかは忘れるだろうけどふとした瞬間に思い出すとか、もう多分浮き沈み激しいです。急にアカウント消したり、かと思えば不意打ちで現われてみたり本当に忙しくめまぐるしく馬鹿です。自分の中で静かに完結できない内省できない内観できない馬鹿です馬鹿。暴れ馬もいいとこです、感情1000%とかもう人の迷惑考えろよ的な。むしろ今回ご迷惑をかけた方々全員に謝罪したいです。嫌がらせの稚拙な悪戯とか過剰なストーカーとかもう数えきれなくてどうしようもない。本当に申し訳ありません。誠意足りてないように見えるでしょうが本当にもう謝罪以外ないんです。


それでも、今回の件を忘れることは、あの人を完全に忘れることは、これからもなさそうです。幸せなばかりではないけれど、良い思い出でしたし、私の暴走具合を思い知った気がします。だってあんなに追い掛けたことかつてあったろうか……。


このままね、皆様に会わず、世界を傍観できるものになれたらいいと何度も思いました。私がいないこと、それこそが在るべき姿だと。ってか平和なんだろうなって。だけど、それを望まない私もいて、中にはやはりフォローしたい人もいて、関わりたい人もいて。
けれどそれはもう私の我儘なので、こんな馬鹿な私に付き合ってくださる方だけリフォローしてください。私からフォローさせていただきますが、放置もブロックも鍵もお任せします。私はどれだけ謝っても許されないことをしたわけですし、多くを傷つけました。それで拒まれても何かを言える立場じゃありませんから。
付け加えれば、私は皆様の世界が好きですし、端から見れば異常なほど惹かれてしまうかもしれません。
これは字書きとして昔からなので、付き合いきれないと思えば切り捨てていただいて構いません。文章陶酔した私を自分では止められませんから。



長々とした文章になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。縁がありましたら次はあちらでお会いしましょう。
















PS
たった一人へのメッセージ。
私が出した答えはやはり愚かで浅慮で感情的。
それでも貴方の世界を好きになれたことに、貴方の心に惹かれたことに後悔はありません。
本当に、ありがとう。




脳内BGM→VALSHE様の『Collar』
衝動的産物です。




















★★★★★★★★★★★




「いかっ、いかないでっ」


擦れた悲痛な悲鳴が、背に突き刺さる。
誰よりも何よりも愛しい人。
私はどこで道を間違ったのでしょうか。
私は確かにあなたを愛していました。
どんなに冷たく接しても、どんなに酷い暴力を奮っても、変わらず私の傍にいてくれた、あなた。
ずっと、ずっと、愛していました。
いいえ今も、まだ。
出会った頃、世間には表沙汰にできない恋人になった頃、『好きだよ』と微笑み抱きついてくるあなたが、いとおしかった。
皆の為とは別に、あなたは私のためだけに作った歌を歌ってくれましたね。
相変わらず即興で、作曲の腕はそれほどでもなかったけれど。
幸せ、ってこういう事を言うんでしょうね。
あなたはずっと私に優しかった。
私の理不尽な冷たさや暴力にも堪え続けた。



……だから、だったんでしょうか。
私が私を抑えられなかったのは。
あなたが楽しそうに歌う声を、偶然ドア越しに聞いてしまった。
“TRUST☆ MY DREAM”
作曲家である彼女を想って、歌った歌。
好きでたまらない想いが詰まった、大切な歌。
それなのに私は……あなたが歌うのを聞いた瞬間、身体中の血が頭にカッと昇ったんです。
留めること叶わない衝動に支配されたんです。
珍しく乱暴にドアを開ければ、私の姿を捉えたあなたは驚いて歌を止めましたね。


今思い出せば、その時のあなたの歌は物悲しい気がしたような……。
でも余裕がなかった私は、力一杯ドアを閉めるとあなたの元に歩み寄りました。
そうして、脅えた子犬のように震えるあなたの首に……手をかけ、絞め上げたのです。
苦しげな呻き声すら洩らせぬよう、強く、強く。
その時の私を支配していた感情が、純粋で綺麗なあなたにわかるでしょうか?
紛れもなく、征服感だったということが。


ですが……あなたから何の声も洩れず、腕さえ動かなくなった時、私は我に返りました。
思わず解放すれば、あなたは床に崩れ落ち、咳を繰り返しながらも私を真直ぐ見据えていました。
赤い瞳は若干潤んでいたものの、非難や憎悪の色は微塵もなく。
嗚呼あなたはこんなことをした私でも許し、好きだと言うのでしょう。
そのあなたの無垢な愛情を怖れました。
怖かった。
だから、言ったんです。



――別れましょう、って。



あなたは目を見開いて、唇を戦慄かせていましたね。
痛ましかった。
同時に、私の言動に傷つくあなたを見るのが愉しかった。
何処の世界に恋人を傷つけて愉しむ正常な人間がいるでしょうね。
異常だったんです、私は。
ある意味では、逃げなかったあなたも異常でしたが。
背を向けた私に手を延ばして、先程の言葉を繰り返し続けて。
どうして、自分から繋ぎ止めておこうとするんですか?
愚かですよ、あなたは。
代わりに、私は振り返らなかった。
部屋のドアを閉め、背をソレに預けた。


あの歌声を、多くの人の心を魅きつけてやまない歌声を生かすには、そうするしか。
何より――彼を生かすためには、私が傍にいるわけにはいかなかった。
自分の抱く醜い欲望の数々は噴出して、いつかあなたを殺してしまう。
そんなのは嫌でした。
あなたの夢を、あなたの命を、奪いたくなかった。
昔、彼女に抱いたような、愛しいからこそいじめてみたい、なんて領域はとっくに越えていて。
ただ私の、私だけのモノにしたくてたまらなかった。
あなたの全てを、欲してしまった。
彼女の時は、まだ理性を保てていたというのに。
……このままでは、いつか知らずにあなたを殺してしまう。
堪えられるわけが……ない。



「潮時だったんです。こんな歪な関係、いつまでも続くはずが……なかった」





ドアに背を向けたまま、ずるずると崩れ落ちる。
頬を伝った温い感触が、失った叫びの代わりだった。



























【擦れ違う、涙のMelody】
(愛しているからこそ、手放した)
(愛しているからこそ、傍にいてほしかった)

























fin




音色に導かれて、トキヤは木々が立ち並ぶ道を歩いていた。
彼の中では、まだ自分が取るべき答えは出ていなかった。
揺らぎやすい心を抱えたままでは、浮かぶ決意全てに確信が持てないからだ。
それでも、ただ一つ思うことがあった。
あの歌を、彼の歌声を、止めなければいけない。
これ以上、彼女との思い出を穢させてはいけないと。



「音、也……」


声を辿った先は、行き止まりだった。
前方には、月明かりに照らされて、大きな樹が聳え立っている。
その前に立ちながら、音也は思い出の曲を歌っていた。
呼び掛けの声にも、彼は気づかない。
ただ叫ぶように歌い、切なさと哀しみが空に放たれる。
曲そのものの印象が反転してしまったようだった。



「本当はねもっと上手く君の事大事にしたいけど――」



「調節が出来ない――」



「But I love you――!!」



彼が口にする一つ一つのフレーズが、意味を異なって心に突き刺さる。
同じ歌なのに、向ける相手が違うだけで、こんなにも変わってしまうのか……。


「……やめて、ください」


聞きたくなくて、トキヤはか細い声で懇願した。
これ以上は、彼が彼自身の大切な歌を、確かに想っていたあの頃を、穢してしまいそうで……許せなかった。
あなたの歌は、そんな風に歌うものじゃない。
誰よりも楽しんで歌うあなたに、こんな、こんな、泣いているような歌は似合わないのに……。
だが、トキヤは口に出せない。
不器用さ故に、生じ苛む躊躇い故に、ただやめてほしいと繰り返すことしかできない。
本当は、今すぐにでも骨が折れるほど強く抱き締めてやりたかった。
哀し過ぎる歌を、彼の唇から止めてやりたかった。


けれど……いざ音也を目の前にして、トキヤの足は震えていた。
レンの言い分に、そしてあの一言に、心を動かされはした。
偽った心で歌っても誰の心も揺さ振れないと、気づかされはした。
あの日、音也の望むままに歌っても、きっと心から納得させることはできなかったろう。
諦めさせることも叶わなかったろう。
誰よりも嘘を見抜くから。
皆から好かれる人懐こい笑顔を見せる彼は、誰よりも嘘に敏感だから。





『二人にとって恋は、武器でもあり、諸刃の剣でもありマース』





先程聞かされた台詞さえ鮮やかに蘇り、トキヤの心を掻き乱す。
早乙女の認識に誤りはない。
自分達に恋というものはきっと残酷過ぎる。
愛に変わらない限り、互いを苦しめ続けるだけ。
引き返すならば、否、今更引き返せるのか。
あの背を抱き締めなければ、見なかったことにして、このまま立ち去れば。





でも、でも、そんなことは……。





「こんなにも好きがあふれてる――!!」


「っ、音也……やめて、ください」


まるで壊れたオルゴールだ。
歌は止まらない。
止めることを、忘れたかのように、音也の唇から零れている。
時に擦れても、無理矢理喉を酷使して声を出している。
紡がずには立っていられないと、語っているようで。





……見なかったフリなど、今更できるわけがなかった。





「……っ」


トキヤは迷いを一気に振り切り、音也の傍に駆け寄った。
背後から力強く抱き締めれば、漸く音色が止まる。
静寂だけが、辺りを支配した。
何度か呼び掛けても、彼が振り向くことはない。
聞こえているはずなのに、視線を合わせる素振りすら見せなかった。
数日前とは逆の立場に、トキヤはただただ腕に力を込める。
どうして、どうして、恋はこんなに厄介で不可解なのか。
知らなければ済んだはずなのに、何故人は苦しむと解ってて……。



「……何しにきたの」


やっと為された会話の切り口は、感情を圧したかの如く淡々としていた。
常に直情的な音也からはとても想像がつかない。
トキヤでさえ、別人だと思える空気に怯みかけた。
けれど抱き締めた小さな肩は、小刻みに震えている。
本質は変わらない、自分が良く知る音也だ。
彼は安堵した後、申し訳なさそうに口を開いた。


「……すみません」


「何で謝るの? レンとキスしてたことなら別に「いえ、それだけではなくて……」


ばつが悪そうな表情をして遮っても、振り返ろうとはしない。
頑なに背で拒絶し、唇からは途絶えていた音色が紡がれる。
もう関わらないで、と言われているみたいで、トキヤはギリッと唇を噛み締めた。
綺麗に手入れされた皮膚には傷が生じ、じわりと血が滲む。
止まらない旋律を断ち切りたい気持ちが勝ち、彼は音也の口を掌で塞ぐ。


「っ!?」


さすがに驚いて振り返った音也に、掌を外すと次は唇を重ねる。
性急な行動についていけず戸惑う彼に構わず、トキヤは唇を塞ぎ続けた。
触れるだけなのに、ひどく長くて、優しくて。
顔を真っ赤にして退かそうとする音也を、彼は両腕でしっかりと抱き締めていた。
赤い瞳から、滴が零れる。
唇を離せば、紅の眼差しが睨みつけていた。


「……どう、して」


「……すみません」


「応えられないって、そう言ったくせにっ!!」


音也は声を荒げる。
途端、ぽろぽろと、堪えていた涙が、いくつもいくつも頬を伝った。
痛い、痛い。
言葉にしなくても、涙に歪んだ表情から容易く察せた。


「音也……私は、あなたに「トキヤはっ、トキヤはずるいよっ! ひどいよっ! 嫌いだっっ!!」


顔をトキヤの胸に埋め、嫌いだ嫌いだと繰り返し喚き立てる。
諦めたかったのに、諦めようとしたのに。
滅多に恨み言など吐かない彼から洩れる、ソレ。
逃がさないように閉じ込めたまま、トキヤは消えそうな声で呟く。



「……諦める必要なんて、ありません」


「え……」


音也が顔を上げそうになると、トキヤは胸に強く押しつけて阻止した。



「私は、あなたを沢山傷つけました。あなたの想いに応えられるほど、強くはなかった……」


「……」


「ですが、あなたのそんな歌は聞きたくない。あなたの歌は、太陽のような明るさを持った、聴く人皆を楽しく笑顔にする……そんな素敵な歌を、奪いたくない」


語られる胸の内を、音也は黙って聴いている。
率直に表現できないもどかしさに、トキヤは苛立って仕方がなかった。
伝えたいことはソレもあるけれど、まだ充分ではなくて。
もっと他に適切な言葉があるはずなのに、色々なモノが邪魔をして見つからなくて。





それでも想っているのだと、伝えたかった――。





「――」


無意識に零れた音が、旋律を産み出す。
脳内で鳴り響いては殺されていた歌詞が、一番伝えたい者へと放たれる。



「トキ、ヤ……」


「――」


音也が見上げているのにも気づかず、トキヤは歌い続ける。
愛していた彼女が作った曲に、一番合う歌詞を添えて。
否定し続けてきた感情さえ、歌声に溶け込んでいく。
一音一音が繊細で、他の追随を許さないほど煌めいて美しかった。



「……永遠は誓えずとも、あなたを愛しています」


真摯な眼差しで、腕の中の想い人を見据える。
変化を受け入れた彼が出した、結論。
一度裏切ったからには、もう二度と同じ言葉を使えない。
彼なりの、ケジメ。
彼女を愛した頃の自分への、誓い立て。
音也もそれは解っている。
だから永遠なんて望まない。
望んだ時点で、脆く儚く崩れ去ってしまうから。



「っ……ごめんっ、ごめんトキヤっ! 好きっ、好きだよ……っ!!」





ぎゅっと抱き締め返してくる音也に、私も愛しています……と彼は再度口づけを贈った。







































【抱き締めた、Trane Melody】
(今此処にあなたがいる、それだけでいい)


































fin