7月後半まで順調に勉強を続けてきた下の子でしたが、月の最後のセンター模試の直前になって、40度の発熱をしました。
夏期講習の一部を休んだ後に、なんとか模試には出かけていきましたが、
①試験直前に体調を壊す、というのは、中学受験の時にもよくある現象でしたので、身が引き締まりました。やはり身体に無理が生じない範囲を見極めながら受験勉強を進行させなくてはならないことを強く心に決めました。
②そしてセンター模試当日、下の子が見せた弱気には驚きました。ずっと強気の発言をして自分を鼓舞してきたのに、熱の下がった模試当日、行くのを随分いやがったのです。
「最後に仕上げてないから、どうせうまくできないから行きたくない」
ふとんをかぶったまま部屋から出ようとしませんでした。
娘の勉強担当の主人が、耳元で励ましました。
「意外に弱気だな。
そういう一面もあるんだな。
だけど、ここ60日間弛むことなく頑張ってきたお前の勉強が、たかが72時間寝込んだことでガタガタに崩れると思うか?
最善ではないが、そこそこにできると俺は思うぞ」
娘は答えました。
「できなかったら? 私、自信無くすわ」
主人は答えました。
「なくすような自信なら無くしてしまいなさい。
本当の自信は失敗したくらいじゃ崩れない。
無くなるような自信を持っているなら、そんな自信はなくして捨てて、
無くならない自信を作り直すのが良い」
「ともかく、やれるとこまでやってきて、体調がきつくなったら帰ってくればいいさ。
ここで『逃げる』という経験値を積むと、あとに響くぞ。
やれるのにやらなかった。これは痛いし、今後、粘りがでなくなる根本的原因を自分で作ることになるからな。
そんな経験値を積むくらいなら、やれるとこまで試して失敗した方がよほどいい。
今の恥より、最後の勝ちを思いなさい」
センター模試は12時間近い長丁場ですから、行く気になるのも大変だったと思いますが、下の子は薬を飲んでマスクや体温計を持って、模試に出かけて行きました。
終了後の自己採点の結果は、前回の5月下旬の模試よりも150点ほど素点が上昇していましたので、偏差値は5-7程度は上がると思われます。
平日中心の勉強でこれだけ素点をあげられるなら、夏休みは200点ほど素点をあげられるかもね、と逆に自信が出てきたようでした。
今回の模試の試験範囲は、まだ終了していませんでした。
それが発熱によって、さらに予定を割り込んだ状態で試験を受けました。
それでも素点が上昇したことで、強い自信を得たようでした。
行ってよかったと心底思ったことでしょう。
つらくても前に進めば何かある
それさえわかれば 前に進める





