「日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集」 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)/河出書房新社


「日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集」を
読みました。

読書会の方にお借りしました。

ちなみに訳者は以下のとおりです。

「日本霊異記」伊藤比呂美さん
「今昔物語」福永武彦さん
「宇治拾遺物語」町田康さん
「発心集」伊藤比呂美さん
そして、池澤夏樹さん編集

こんな分厚い本読めない!と
すっごい不安だったんですが
読み始めたらあっという間でした。
おもしろかったです。

断片的に読んだことがある逸話が多いのですが
ここまでまとめて読んだのは初めてでしたね。

特に町田康さんがおもしろかったです。
あえて現代的な用語を多用していて
古典な舞台とのギャップが新鮮でした。

おそらくですが
当時の人々にとっては
それくらいのなじみやすさが
あったのではないかなーと
勝手に想像します。

日本霊異記、今昔物語は
わりとなじみのある話が多かったですが
今回初めて発心集を読みました。
訳がわかりやすくてよかったです。
思っていたよりもおもしろい内容でした。

町田康さんに
宇治拾遺物語全部訳して
シリーズにして欲しいなぁーと
おもったりおもわなかったり。

ありがとうございました!