- きれぎれ (文春文庫)/文藝春秋
すごい展開:/5
面白い:/5
町田康さんの
「きれぎれ」を読みました。
百貨店の屋上から
人がどんどん飛び降りる。
そして妻も飛び降りた。
アベとふざけあっていた
北田は穴に落ちて
歩けなくなるが、
タクシーがつかまらない。
読書会のちゃありぃさんに
お借りしました。
序盤からもう激しい場面……。
上記のあらすじの通りです。
”俺”の一人称による
悪夢だか現実だかよくわからない
シーンが次々と展開し
どのシーンもまったく
収束しないまま次の混乱へ突入。
まさにきれぎれ。
そしてあの町田節です。
もうジェットコースター状態ですね。
意味はわかりません。
意味を考えてはいけないのでしょうね。
もう、波に身をまかせ
ぐらぐらしながら読了でした。
読後感は悪くなく
むしろ夢から覚めたような
爽快な朝の気分ですかね。
結構好きです。
ちゃありぃさんいつもありがとうございます。