「きれぎれ」ジェットコースターな展開 | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

きれぎれ (文春文庫)/文藝春秋

すごい展開:ぎゃーーぎゃーーぎゃーーぎゃーーぎゃーー /5
面白い:涙3涙3涙3涙3 /5


町田康さんの
「きれぎれ」を読みました。


百貨店の屋上から
人がどんどん飛び降りる。
そして妻も飛び降りた。

アベとふざけあっていた
北田は穴に落ちて
歩けなくなるが、
タクシーがつかまらない。


読書会のちゃありぃさんに
お借りしました。

序盤からもう激しい場面……。
上記のあらすじの通りです。

”俺”の一人称による
悪夢だか現実だかよくわからない
シーンが次々と展開し
どのシーンもまったく
収束しないまま次の混乱へ突入。
まさにきれぎれ。

そしてあの町田節です。
もうジェットコースター状態ですね。

意味はわかりません。
意味を考えてはいけないのでしょうね。
もう、波に身をまかせ
ぐらぐらしながら読了でした。

読後感は悪くなく
むしろ夢から覚めたような
爽快な朝の気分ですかね。

結構好きです。
ちゃありぃさんいつもありがとうございます。