「武士語でござる」勉強になった! | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

武士語でござる/ベストセラーズ

興味深い:17171717 /5
笑:♪♪♪ /5


八幡和郎さん監修の
「武士語でござる」を読みました。


時代劇なんかで
使われている言葉の
解説が載っています。

タイトルも笑えるので
もっと笑い路線の本かなと
思ってたんですが、
意外と(失礼)勉強になりました。

敵討ちのシーンや
悪代官が町娘を手込めにするシーンなどを
例に出し「いざ尋常に勝負」「片腹痛い」
「愛いやつじゃ」「近う寄れ」など
真面目に語源や時代背景から
解説しているので
笑っていいのか、
やや迷う展開でもあります。

それに対して
夏目漱石、太宰治の名文
大物政治家の発した名言などを
わざわざ武士語に変換するコーナーなどは
完全に笑いを狙っているようにも思いますね。

武士も身分や地方によって
言葉遣いが違っていたそうで
これを熟読してから
時代劇を見たら面白そうと思いましたよ。

この本の知識は
ちょっとメモに控えておきたいところですね。