「殺人犯はそこにいる」ゾッとしますね | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件/新潮社

怖い:…………………… /5
ドキドキ:ホラーホラーホラー /5


清水潔さんの
「殺人犯はそこにいる」を読みました。


桶川ストーカー殺人事件―遺言」が
分かりやすかったので
同じ著者のルポも
読んでみました。

こちらもかなり衝撃的な内容です。

DNA鑑定の不備による冤罪
「足利事件」をご記憶の方は
多いかと思うのですが、
あの事件の真犯人は
まだ野放しらしいんですよね。

清水氏によると
足利事件は北関東で起こった
「連続幼女誘拐事件」の
一部である可能性が高く、
日本テレビによる
目撃証言の精査、
独自のDNA鑑定などから
真犯人と思われる人物まで挙がってきている。

もちろん警察への情報提供を
しているのに警察は
不自然なまでに動かない。

事件当時、DNA鑑定の導入に
力を注いでいた警察側の事情、
当時のDAN鑑定により
同じく幼女が殺害された「飯塚事件」で犯人とされ、
無罪を訴え続けていた男性の死刑が
すでに執行されていることなど
裏事情を勘ぐりたくなる事象が
てんこ盛りということでした。

十何年かにもわたって
五人の幼女が殺害されたり
行方不明になった事件です。

幼女殺害の事件は
連続性が高いと書かれていました。
まだ真犯人がその辺にいると思うと
本当にゾッとしますね。