「恋する伊勢物語」エッセーテイストが分かりやすい | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

恋する伊勢物語 (ちくま文庫)/筑摩書房

分かりやすい:笑2笑2笑2笑2 /5
面白い:あったか気分あったか気分あったか気分あったか気分 /5


俵万智さんの
「恋する伊勢物語」を読みました。


読書会で紹介されていた本です。

歌人の俵さんが
伊勢物語をエッセーテイストで
紹介している1冊です。

20年以上前の本ですが、
題材の伊勢物語も
千年くらい前の作品ですし、
20年前なんて”今”みたいなもんですよね。

むちゃくちゃいいましたが、
違和感なく楽しめる作品ということです。

伊勢物語の現代語訳も手がけた
俵さんが数編をピックアップして
紹介しているのですが、
共感したり、時にツッコミを入れたりと
内容が面白くて分かりやすいんです。
すべての短編を紹介して欲しいくらいですね。

古典の授業で
嫌々読まされた記憶が
ふわーっと消えていきます……。

面白かったですよ。