- クワガタムシが語る生物多様性 (創美社一般書)/創美社
易しい: /5
危機感: /5
五箇公一さんの
「クワガタムシが語る生物多様性」を
読みました。
「こわいほん」という読書会で
教えていただきました。
こちらは2010年の本なので
現在ではほんのちょっぴり内容が
古いですが
(”2010年のCOP10の会議がこれから開催”って
書いてあるってだけですけど)
内容はすごーく分かりやすいです。
中学生くらいから理解できるんじゃないでしょうか。
生物多様性の危機などの
お話が書いてあります。
身近なクワガタムシや
カエル、ミジンコ、ダニを
使って説明しているので
危機感が身に迫ります。
人間がこんなに増えるよりずっと前から
長い年月をかけて
亜種などの遺伝子の多様性を生み出してきた
クワガタムシが
「クワガタ、ペットにしたい」という人たちの
外来種の輸入で大変な危機に
さらされている模様です。
詳しく書くとながーくなるので
短めにいうと「すごいヤバい」です。
どんどんいろんなのが絶滅してますよ。
人間に関係ないと思われそうですが
こんないろいろ絶滅されると
人間も「ちょうヤバい」状態です。
もう、1分1秒単位で「ヤバい」です。
生物多様性の危機を
もっと多くの方に知って欲しいと仰る
五箇氏のお話は非常に共感しました。
これが”こわいほん”という読書会で
紹介された理由も
今さらながら身にしみましたね。
とってもこわいです。