「カンナ 吉野の暗闇」役小角と吉野の歴史がおもしろい | 本の話がメインのつもり

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カンナ 吉野の暗闘 (講談社文庫)/講談社

歴史の闇:ホラーホラーホラー /5
興味深い:食食食食 /5


高田崇史さんの
「カンナ 吉野の暗闇」を読みました。


行方不明の諒司の情報が
入った。
今度は吉野にいたという。

甲斐はいつものように
巫女の貴湖と犬のほうろく、
なぜかいつもついてくる竜之介とともに
吉野へと旅立った。



忍者の家系でありながら
特別何かできるわけではない青年・甲斐が
歴史考察しながら
殺人事件に巻き込まれるという
シリーズの第三弾です。

今回は役小角でした。

山伏、前鬼・後鬼の正体
吉野の地にまつわる暗い歴史が
興味深い今回のお話、
面白かったです。

忍者の火術なんかも話題になったり
ちょっとしたアクションシーンも
ワクワクしましたね。

3作品目ともなると
パターンが固定して
落ち着いて読めますね。

それでいて、ちょっと伏線っぽい内容も
見え隠れして。
諒司さんって何ものなのかしらね。

このシリーズ軽くて読みやすいです。
次回も楽しみですよ。