「百瀬、こっちを向いて」さわやかー! | 本の話がメインのつもり

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気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)/祥伝社

胸キュン:23232323 /5
読みやすい:食食食食 /5


中田永一さんの
「百瀬、こっちを向いて。」を
読みました。


『百瀬、こっちを向いて。』
 男子生徒の憧れの的である神林先輩には
 付き合っている人がいるという噂が流れていた。
 地味な自分には関係がないと思っていたが……。

『なみうちぎわ』
 海でおぼれてから長い間意識障害を起していた私は
 嵐の夜に突如目を覚ました。五年前、高校に入学した私は
 近所の灰谷小太郎くんの家庭教師になったのだった。

『キャベツ畑に彼の声』
 夏休み、叔父が「テープおこし」の作業を紹介してくれた。
 インタビューや取材を録音したものを文章データにするのだ。
 あるテープから流れてきたのは国語の本田先生の声だった。

『小梅が通る』
 柚木はわざと地味なブスメイクをして地味な高校生活を
 送っていたがある日、山本寛太に素顔を見られてしまった。
 とっさに柚木の妹の小梅だと名乗るが……。



読書会でご紹介いただいた本です。

さっぱりさわやかな
恋愛短編集でした。

どれも高校生が主人公の
どことなく懐かしい香りが漂う
お話ばかりです。

恋愛小説ってあまり得意じゃないのですが、
こちらはあまりベタついた感じがしないし、
ストーリーがわかりやすくて
サラッと読めました。

何か、夏っぽいですね。
青春ですね。

高校時代に
戻れるものなら戻りたいような
気がしなくもないですが
戻ってしまったら
また勉強しないといけないのですよね。
それはちょっと……。