「きみはほんとにすてきだね」種族を超えた友情

きみはほんとうにステキだね (絵本の時間)/ポプラ社

また泣ける： /5
友情： /5

宮西達也さんの絵本

「きみはほんとにすてきだね」と読みました。

スティラコサウルスを
つかまえようとして
追いかけていたティラノサウルスは
うっかりがけからおちてしまった。

おぼれてしずんでしまいそうな
そのとき、たすけてくれたのは……。


肉食恐竜のティラノサウルスは
海から助けたエラスモサウルスに
肉食であることを隠して「赤い実を食べている」と
ウソをついてしまいます。

ティラノサウルスは自分を助けてくれた
エラスモサウルスに友好的に
接してもらって、どんどん本当のことが
いえなくなってしまうのですよ。

ああー、
あります、ありますね。
そういうこと。

エラスモサウルスは
海の中の肉食恐竜に襲われたりして
怖い目にも遭ってるんですよ。
本当のことなんて言えないですねー。

絵本なのに
妙に共感してしまいました。

そしてやはりクライマックスは
泣けちゃう感じでした。

しかし、この結末ちょっとグレーゾーンですね。
ハッピーエンドなのか
バッドエンドなのか。

どちらともとれますね。

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