- ぼくがいま、死について思うこと/新潮社
考えさせられる: /5
世界の葬儀: /5
椎名誠さんの
「ぼくがいま、死について思うこと」を
読みました。
椎名誠さんが「死」について
考えているエッセーです。
若い頃から旅を頻繁に
されている椎名氏が見たり、
奥様や娘さんが語ったという
世界中の葬儀の様子が興味深かったです。
火葬、土葬、鳥葬、水葬、風葬と
宗教や考え方、
その環境によって葬儀の方法も
様々なようですね。
土地の少ない日本で
先祖代々遺骨を1つのお墓に
どんどん入れていく方法に
変っていったというのも
なかなか面白いお話です。
以前沖縄を旅行したときに
お家みたいな形の屋根つきのお墓
亀甲墓(かめこうばか)がどういうものなのか
気になって仕方なかったのですが
そのお話も載っていて
興味深く読めました。
あれは子宮を模しているらしいです。
へぇーって感じですね。
しかし、日本は世界的に見てもお葬式に- 本当にたくさんお金を
使っている国らしいですよ。
椎名氏も自分のお葬式は
簡単にやって欲しいと
最後に書かれていました。
私も、もし死んだら
家族にはあまりたくさんお金を使って
欲しくないなぁと思いますよ。
立派な棺に入れて頂いても
ジャンジャカ燃やしますからね。
遺書、書いておいた方が
いいのかしら……。