「いよう!」なんか、悲しいですね。 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

いよう! (一般書)/ポプラ社

泣ける:202020 /5
家族愛:あったか気分あったか気分あったか気分 /5


山田宗樹さんの
「いよう!」を読みました。


「いよう!」と
映画スターのように気取って現れる
叔父の上原清治郎は
幼いぼくにとってはヒーローだった。

しかし、兄であるぼくの父との不和や
定職につかずフラフラとする気質などが
大人になったぼくにも
分かってきて……。



自由気ままな叔父をめぐる
家族の物語でした。

理解しやすいストーリーで
ページ数の印象よりもスッと読めてしまう
感じですね。

軽めでやや印象が
薄いですかね。

自由を謳歌する叔父を子ども心に
カッコイイと思っていた”ぼく”が
成長してその実態を知っていきます。

いろいろと事件があり
叔父との間に確執ができてしまいます。

そして、まぁ、
家族物語的パターンに
向かうんですが……。

うーん、コレ系の悲しいお話は
あまり得意じゃないかも、です。

何だか……悲しいですからね。
健気な犬が悲しいことになる話(例:ハチ公)の
次くらいに得意じゃないですね。