「GOSICKⅤ ゴシック5」 5! | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)/桜庭 一樹


急展開:51515151 /5
泣ける:かなしいねかなしいねかなしいね /5


naminnieさんにお借りしました
桜庭一樹さんの「GOSICKⅤ」を
読みました。


夏休みの最後の日、
突然学園からヴィクトリカが
姿を消した。

セシル先生から
ヴィクトリカからの手紙を受け取って
中を読むと、そこには一弥の
悪口が書かれていた。

相変わらずのヴィクトリカに
呆れつつも大事な友達のため、
一弥はリトアニアの修道院
「ベルゼブブの頭蓋」を目指す。



急展開のシリーズ6作品目です。

もやは一緒に謎解きをするのが
当たり前だったヴィクトリカと
一弥が離れ離れになってしまいます。

何とも切ない序盤ですが、
物語の大筋に係わるキーマンが
一気に登場した今回、
いよいよ不穏な気配がする最終章に
向かっているという感じですね。

ソヴュールで対立する2大勢力の
構図もこの辺りから
浮き彫りになり、長らく不思議だった
ヴィクトリカの立ち居地も
おぼろげながら分かってきます。

ドキドキですね。


しかしどれだけ
大好きなんだこの子たちは……。
ってつっこむのはなしですか。

そういいながらも
その圧倒的筆力からか
今回のラストは泣きそうになりますね。