予想外にヘビー：
/5
切ない：
/5
島田荘司さんの
「透明人間の納屋」を読みました。
夜の仕事をしているお母さんと
二人で暮らしている”ぼく”は
隣にある真鍋印刷の
真鍋さんのことが大好きだった。
真鍋さんは何でも知っていたし、
敷地内の納屋にはプラモデルや
模型など、面白いものがたくさんあった。
そして真鍋さんは透明人間が
ずっと昔からこの世にいるという
話をしてくれた。
子ども向けっぽい文体で書かれている
ミステリーランドシリーズを
また読みましたよ。
今回も児童書っぽい雰囲気と
内容のギャップがすごかったです。
少し重めでしたが、
序盤の伏線が
中盤で「まさか、まさか」と、
じわじわ効いてきて、
ラストでストンと腑に落ちる。
内容は
なかなかヘビーですが、
そう言う意味では
爽快感もある作品かと思いました。
密室の謎解きも
おもしろかったですし。
あなどれないミステリーランドシリーズ、
まだまだ未読作品も
多いので、さらに読みます。