「真夜中のマーチ」みんな悪い人で痛快 | 本の話がメインのつもり

本の話がメインのつもり

気まぐれに選んだ本を読みながら、何となく見つけたジャンクな菓子ばかり食べます。

真夜中のマーチ/奥田 英朗

「真夜中のマーチ」
という本を読みました。

購読しているブログの方がオススメされていたので

読んでみたところ面白かったです。


何がいいって、

胡散臭い善人がいないところ。

キャラクターがみんなクールで自分の都合ばっかり

考えてて、個性的で、コミカルで。

ニヤニヤが止まらないです。


どういうお話かというと、

大金を得るために

メインのキャラクターの三人、

ヨコケン、ミタゾウ、クロチェ(みんなあだ名です(笑))

が頭やら特技やら人脈やら(犬やら)を

フルで使ってヤクザから

お金を騙し取ろうというお話。


三人の視点で順番に語られれます。


気取ってないのに

どことなくカッコイイ。

話は全然違うけど「ルパン三世」を

彷彿とさせる。

三人がそれぞれがただの利害関係で

一緒にいるだけ、それがベタついた関係じゃ

ないので読んでいて重くないし、

漫才じみた会話が思わず吹き出しそうになる。


とにかく気楽に面白いものが読みたい人に

オススメです。